「カスタマイズ」と「デジタル」を重視! リーバイスがオープンした"次世代の店舗"をのぞいてみた
リーバイス(Levi's)は新しい店舗「NextGen」をアメリカでさらに増やしていく考えだ。 【全画像をみる】「カスタマイズ」と「デジタル」を重視! リーバイスがオープンした"次世代の店舗"をのぞいてみた NextGenは"カスタマイズ"と"デジタル"に力を入れた店舗だ。 リーバイスは今後、数年以内に小型の店舗を約100店舗オープンする計画で、その一部はNextGenになるという。 リーバイスは"小売業の未来"に向けて店舗のあり方を再考している。 リーバイスは"カスタマイズ"と"デジタル"に力を入れた店舗「NextGen」を北米で初めてアメリカのカリフォルニア州パロアルトにあるスタンフォード・ショッピング・センターにオープンした。 NextGenには、客がTシャツやデニムをカスタマイズできる「テーラーショップ」や、「エンドレスな売り場」体験を約束する新しい試着室がある他、デジタルサイネージが店内のあらゆる場所に置かれている。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が続く中、安全を最優先させつつ、新たな店舗ではカーブサイド・ピックアップやパーソナル・ショッピングの予約、オンラインで購入した商品を店舗で受け取るサービスも提供している。 リーバイスは今後、数年以内に小型の店舗を約100店舗オープンする計画で、その一部はNextGenになる。 パロアルトにオープンしたNextGenの店内をのぞいてみよう。 NextGenは、通常のリーバイスのよりもオープンで、大胆なデザインの店舗だ。 デジタルサイネージが店内のあらゆる場所に置かれている。展開しているサイズやスタイルに関する情報を客に提供している。 テーラーショップでは、服をカスタマイズしたり、調整・修理ができる。10月6日の決算発表で、CEOのチップ・バーグ(Chip Bergh)氏は、個性やサステナビリティ(持続可能性)を重視するジェネレーションZは、リーバイスにとって重要な購買層だと語った。 Source: Levi's 客はテーラーと直接やりとりをしながら、自分だけのお気に入りを作ることが可能だ。 試着室は通常の店舗より広々としている。リーバイスが「エンドレスな売り場」体験と呼ぶもの ── 特定のサイズ、スタイルが在庫にない場合でも、客が気に入ったアイテムを試し、注文できる ── を提供している。 パロアルトの他にも、リーバイスはカリフォルニア州ロサンゼルスやアリゾナ州スコッツデールにもNextGenの店舗をオープンしている。NextGenの第1号店は、9月に中国の上海でオープンした。 [原文:Take a look inside one of Levi's new futuristic stores, offering an 'endless aisle' experience and a tailor shop where customers can customize clothes] (翻訳、編集:山口佳美)
Madeline Stone