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フライ、マリネ、天ぷら… ズッキーニの収穫がピークに

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カナロコ by 神奈川新聞

 海老名市上郷の農家加藤和哉さん(31)の畑で、フランス料理やイタリア料理で使われることの多い野菜ズッキーニの収穫がピークを迎えている。成長が速く毎日収穫する必要があり、日によっては午前0時から午後1時すぎまでかかるほどだ。今月上旬には、知人が横浜市内で取り組む新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店支援のクラウドファンディングに賛同し、200本を寄付した。  ズッキーニは、キュウリに似た外見だがカボチャの仲間。つるにぶら下がるのではなく、太い茎から直接上向きに実がつく。約1ヘクタールの畑で栽培し、5月中旬から7月中旬が収穫時期。加藤さんが1人で収穫し、家族が搬出などを手伝う。  市場で認めてもらうため、特に色や形の良い実を慎重に選別。年々、栽培技術も向上して、今年は同じ面積で昨年の2倍の収量が見込まれる。多いときは5キロ入り段ボール箱120~150箱を出荷する。周辺でズッキーニを育てる農家はまだ少ないという。  祖父は小規模な農家だったが父親は農業を営まず、加藤さんはいわば新規就農者。大学卒業後、いったんは芸能プロダクションに入社したが、学生時代に祖父の仕事を手伝った印象が深く、2年ほどで退社し農業の道へ。県立かながわ農業アカデミー(海老名市杉久保北)で学び就農した。  コロナ禍の中、県立希望ケ丘高校の同級生が同校に近い相鉄線沿線の希望ケ丘、三ツ境、瀬谷周辺の飲食店を支援するクラウドファンディングに取り組んでいることを知り、6月上旬、ズッキーニ200本を寄付。贈られた店から「立派なズッキーニをありがとう」と感謝された。フライやマリネ、天ぷらなどさまざまな料理になって来店客に提供されたという。「農業はお金もうけだけじゃない。周りに喜んでもらえることがうれしい」と加藤さんは農業の魅力を実感している。

神奈川新聞社

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