【動画解説】台風4号 九州に接近・上陸のおそれ 西~東日本 台風近づく前から強まる雨に注意
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台風4号は、火曜日に九州に接近し、上陸するおそれがあります。ただ、西日本や東日本は台風が近づく前から湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となりそうです。週の中ごろにかけて雨の降り方に注意が必要です。 台風4号は、あす(月)にかけて東シナ海を北上して、次第に進路を東よりに変えて、火曜日は九州にかなり接近し、上陸するおそれがあります。
また、台風の北上に伴って湿った空気が流れ込むため、九州や四国の太平洋側では、台風が近づく前から局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。雨が長い時間続いて、大雨となるおそれがあり、また、あすは次第に九州には台風本体や周辺の活発な雨雲がかかり始める見通しです。火曜日にかけて雨量が増えるおそれがあるため、土砂災害などに警戒が必要です。
そのほかの西日本や東日本の太平洋側も、湿った空気や上空の寒気の影響などで、きょう(日)は大気の状態が非常に不安定となっています。雨雲が発達しやすく、局地的に非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。 あす(月)は西日本や東日本だけでなく、北日本も急な強い雨や雷雨に注意してください。 台風4号は、火曜日から水曜日、木曜日ごろにかけて、西日本から東日本へ進む見通しです。台風の進路や発達の程度によって、大雨のおそれがあるため今後も最新の情報に注意してください。
また、きょう(日)は東京都心で35.3℃を観測して9日連続の猛暑日となるなど、記録的な暑さが続きましたが、今週は台風や湿った空気の影響で雲が広がりやすくなり、35℃を超えるような極端な暑さはおさまるでしょう。ただ、湿度が高く蒸し暑さが続くため、油断をしないで熱中症に注意してください。 (気象予報士・及川藍)