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グレートバリアリーフの半分以上が過去30年で消滅、回復力が大幅に低下

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ロイター

 世界最大のサンゴ礁であるオーストラリアのグレートバリアリーフで、過去30年のうちにサンゴの半分以上が消滅したことが研究で明らかになった。研究者らはこのままではサンゴが自然な回復力を取り戻せなくなるのではと、危機感をにじませた。  ユネスコ世界遺産に登録されている豪グレートバリアリーフは、過去30年のうちにサンゴの半分以上を失った。研究者らは白化現象の頻発により、サンゴの回復力が失われることを危惧している。  1995年から10年以上にわたりサンゴ礁の研究に当たった豪ジェームズクック大学のテリー・ヒューズ教授は、こう話す。   豪ジェームズクック大学 テリー・ヒューズ教授  「とてもショックだった。全体的にほんの一部の例外を除いて、傷みが激しい。サンゴの被覆はほとんどすべての場所で減少がみられる。生態系にも影響がみられる。海洋生物に住処を提供する立体的なサンゴが激減している」  ヒューズ教授は地球温暖化が原因だと指摘。地球規模で温室効果ガスの削減が急務だと話す。  「これまで5回もの大規模な白化現象あったが、サンゴ礁はそれらの影響に順応してきたという意見もある。だがこれはかなり楽観的な見方だ。あと何度の白化現象に耐えられるか、わからない」  豪北東部の沖合に広がるグレートバリアリーフの全長は約2200キロ。その面積は米テキサス州の半分ほどを占める。