万葉線、車窓眺め乾杯 「納涼ビール電車」運行始まる【富山県】
高岡、射水両市を結ぶ万葉線の「納涼ビール電車」が2日、3年ぶりとなる運行を始めた。夏限定の路面電車貸し切り企画で、初日は沿線住民ら17人がレトロな車体に乗り込み、車窓の景色を眺めながら冷えた生ビールを飲み干した。 【写真】「コカ・コーラレトロ電車」。見る方向によって、赤い電車にも黒い電車にも見える斬新なデザイン ●「暑い日は一番おいしい」 乗客は高岡駅出発と同時に乾杯し、持参した弁当と一緒に味わい、歓談を楽しんだ。高岡市中川上町の会社員、永原健吾さん(51)は「猛暑が続いたので楽しみにしていた。夏の暑い日のビールが一番おいしい」と満足げに語った。 高岡駅午後6時40分発と中新湊駅同6時半発の2コースがあり、いずれも同8時15分に出発駅に戻る。9月2日まで月、火、木~土曜に運行され、水、日曜とお盆期間、別のイベント時は運休となる。 料金はビール代込みで1団体(定員20人)5万5千円。問い合わせは万葉線総務課=0766(25)4139=まで。