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日本ハム広報が見た“異質”な戦い。迎えた開幕、今だからこそ一体感を。

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 昨年末に一度終了していた人気連載「ファイターズ広報、記す。」がこの度、再スタート。北海道日本ハムファイターズ広報・高山通史氏が、NPB球団の取り組みや選手たちの日常を綴ります。 【秘蔵写真50枚】初々しい西川遥輝の姿も!これを見ずに高校野球は語れない。あの名選手の球児時代、どれだけ覚えてる?  野球が動き出した。  6月19日に開幕を迎えることができたプロ、練習試合を再開した高校をはじめとするアマチュア。各カテゴリーのトピックが、世の中を彩るようになってきた。新型コロナウイルス関連のニュースの量が減少してきた。  平時を取り戻しつつあることを実感できる、幸せな反比例に心は躍る。  北海道日本ハムファイターズは、ビジターとして埼玉西武ライオンズとの3連戦で2020年をスタートした。 「無観客試合」である。練習試合では経験しているが、真剣勝負の公式戦では初めての体験になる。  晴れの日。メットライフドームは、閑散としていた。両球団の関係者、他球団のスコアラーら球界関係者、人数制限が設定された中、立ち入りを許された通常時より少数のメディア。マスクは義務付けで、フェースガードを着用している人もいる。両球団の限られたスタッフ以外、試合前のグラウンドへ立ち入ることもできなかった。  その光景を目の当たりにすると、プロ野球が平時へと戻るには、まだ時間を要することを認識できた。観客の姿を見ることができないが、見えないウイルスの恐怖との闘いが続いていることは、視認できたのである。

長期遠征の日ハム、徹底した対策。

 内情も、同じである。ファイターズは長期の自主練習期間等を経て5月26日、チーム練習を再開した。ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで再始動。約1週間、チーム練習で調整し、練習試合を12試合消化して今シーズンへと突入した。  選手らを含むチームスタッフは2月のキャンプ期間と同等の長期遠征と今、向き合っている。北海道、本拠地・札幌ドームでの開幕戦が6月30日。約1カ月間、ホテルを転々としながら生活しているのである。  広報としてチームへと合流したのが、6月9日だった。そこまで同行してバトンタッチした広報と情報共有していたが、別世界だった。滞在先のホテルの各所には、消毒液が配備されていた。エレベーター内、チーム関係者が宿泊するフロアの通路など、いたるところに霧吹き式のボトルがある。客室内のテレビのリモコンには取り替え式のビニールのカバーがされていた。球団外部との接点という接点に、対策が打ってあった。

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