フライパンひとつでOK!美味しくておなかすっきり!「さつまいもとりんごのガレット」
旬の食材や、調味料にこだわりつつ、忙しい人にも作りやすい家庭料理を伝えている料理家の山脇りこさん。今回のフライパンひとつでできる料理は、さつまいもとりんごのガレット。フランスの惣菜を旬の食材でアレンジした、おやつにもお昼にもなるという一品だ。 「pommes paillasson (ポム・パイヤソン)、直訳すれば、じゃがいものわらの玄関マット。見た目から名付けたのでしょうか、じゃがいもを細かく切って平らに焼き上げたフランスのお惣菜ですが、それを、旬のさつまいもとりんごで。おやつにも、一人のお昼にも、いつもとちょっと気分が変わって、おすすめです」と山脇さん。 おいしいだけでなく、栄養価の点でもおすすめだそう。 「りんごには、『1日1個のりんごは医者いらず』と言われる通り、血液中のコレステロールを下げたり、血糖の上昇を抑える働きがあるとされています。また、植物繊維が豊富で、便秘解消効果も期待できます。同じく食物繊維豊富なさつまいもと一緒に食べて腸を活性化させましょう。さつまいもには、加熱に強いビタミンCも豊富なので、生の野菜に食指がのびない寒い冬にこそ、ぜひ!」 ●≪さつまいもとりんごのガレット≫(直径15cm、1枚分) ※フライパンは、フッ素樹脂加工(テフロンなど)されたフライパンで。 さつまいも1本(150g、小さめのもの。大きい場合は半分に)は皮をむいて、りんご半個は皮ごとスライサーで千切りにし、切ったものはどんどんフライパンに入れる。そこに薄力粉大さじ1、牛乳大さじ2を入れて、全体にいきわたるようにさっくりと混ぜる。円形に整え、周囲に植物油大さじ1をまわしかけて中火にかけて焼く。2分ほどで縁がじりじりと焼けてきたら火を弱め、蓋をして4分蒸し焼きする。蓋をとり、返して、さらに2~3分焼く。仕上げに好みでバターをのせて溶かし、塩をふる。飾りに、あればミントの葉を添えて。 簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!