森泰斗騎手引退会見、騎手人生の自己採点は「80点ぐらい」/一問一答 <2>
今日29日の騎乗を最後に騎手引退を発表している船橋の森泰斗騎手(43)が同日、騎乗を前に正午から船橋競馬場で引退記者会見を行った。 森泰斗騎手の一問一答は以下の通り。 -調教師は それも選択肢。今まで2回受けて不合格だった。今後も受験するのかも決まっていない。ずっと忙しかったので、ゆっくりしてから考えたい。 -今日を最後に決めたのは 特に理由はないが、船橋で終えるというのが一番だと思っていて、直近の競馬を探してここになった。またこれから寒くなって、よりパフォーマンスが低下するだろうなと思い、ずるずるやりたくなかった。 -決断のきっかけは 特になかった。考えが日々を重ねるごとに、より気持ちが強くなっていって、それがコップからあふれた。 -誰かに相談したか 家族と藤田マネジャーぐらい。自分が決めることだと思っていたので。 -今年のリーディン争いは もちろん、すごくこだわりを持ってやってきた。年末まで乗って、またNARグランプリの舞台に行きたいという気持ちもあったが、それ以上に自分の気持ちが切れた。 -騎手人生の自己採点は 80点ぐらい。あの時こうしていればとか、あの馬がけがしなければとか、後悔する部分もあるけど、年齢の割にはたくさん勝たせてもらってきて、充実した騎手人生だったんじゃないかと思う。ただ性格的にネガティブなので、100点になることは一生やっていてもないと思う。(つづく) ◆森泰斗(もり・たいと)1981年(昭56)1月11日、千葉県生まれ。千葉県騎手会所属。98年4月に足利の佐藤和伸厩舎所属でデビュー。同18日に宇都宮3Rで初騎乗、同20日に宇都宮6Rで初勝利。00年に引退、01年6月に同厩舎所属で再デビュー。北関東の競馬廃止により、05年6月に船橋の松代真厩舎所属で南関東デビュー。15~16、19~21年に全国リーディング、14~16、18~22年に南関東リーディング獲得。地方通算2万8325戦4444勝、中央通算210戦11勝(29日の騎乗前時点)。重賞はヒガシウィルウィンで制した17年東京ダービー(S1)など71勝。