永田裕志、内藤哲也欠場で急きょ実現のSANADA戦で奮闘「まだまだギブアップしない。ネバーギブアップ!」
◆新日本プロレス「Road to CASTLE ATTACK」大会 ▽30分1本勝負 〇SANADA(12分01秒 ラウンディング・ボディプレス→体固め)永田裕志●(17日、東京・後楽園ホール、観衆472人) メインイベントのタッグマッチに出場予定だった内藤哲也(38)が右ひざの負傷のため、欠場。急きょカードが変更される中、セミフィナルで「第3世代」のベテラン・永田裕志(52)とSANADA(33)のシングル対決が実現した。 19の年齢差を超え、序盤から重厚なレスリングを展開した2人。永田が強烈なキックを繰り出すと、SANADAも足攻めで対抗。終盤、永田のバックドロップを切り抜けると、Skull Endで絞め上げたSANADA。永田の身体からがっくりと力が抜けたところで必殺のラウンディング・ボディプレスを決め、3カウントを奪った。 年齢差を超えた奮闘にコロナ禍で声援を禁じられた観客から称賛の拍手を浴びた永田はバックステージで「急に決まったカードだけど、ちょうど良かったよ、俺にとっては」とポツリ。 「どうせ、対戦するならシングルが欲しかったから。でも、気持ちは負けてない。まだまだ立ち上がる。立ち上がるのは、俺は得意なんで。現状からまた天に昇ればいいだけのこと。まだまだギブアップしない。ネバーギブアップ」と叫んで得意の敬礼ポーズを決めた。 一方、SANADAは「10年前も同じカードで。で、同じコーナーだなと、今日思って。なんか、ヒストリーがあるといいですね。こういうの好きなんですよ」と、全日本プロレス所属時代の2011年4月13日、「チャンピオンカーニバル」決勝での永田との顔合わせを思い出し、懐かしんでいた。
報知新聞社