グランドスラム2冠のサバレンカが年間最優秀選手賞に輝く【テニス】
初の年間女王に輝いたサバレンカが最優秀選手に。WTAアワード5部門が発表
WTA(女子テニス協会)は12月10日、2024年シーズンのWTAアワード5部門を発表。年間最優秀選手賞には、2つのグランドスラム優勝など今季4度のタイトルを獲得した世界ランク1位のアリーナ・サバレンカが輝いた。 【動画】年間最優秀選手賞に輝いたサバレンカのプレー集 年間最優秀選手賞に受賞した26歳のサバレンカは、今年1月に行われた全豪オープンで連覇を達成。9月の全米オープンでも栄冠を手にし、WTA1000のシンシナティ、武漢のタイトルを獲得した。シーズン後半にかけて調子を上げて世界ランク1位に返り咲き、初の年間女王に輝いた。 年間最優秀ダブルスチーム賞には、サラ・エラーニとジャスミン・パオリーニのイタリアペアが選出。2人はWTA1000ローマと北京でタイトルを獲得するなど今季3勝。全仏オープンで初めてグランドスラム決勝に進むと、同じ会場で行われたパリ五輪で金メダルを獲得した。また、女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップでもイタリアを優勝を飾って、最高の1年を締めくくった。 最も上達した選手に贈られるMIP(Most Improved Player)賞には、今年1月のWTA250ホバートでツアー初優勝を果たしたエマ・ナバーロ(アメリカ)が選出。9月にキャリア初となるトップ10入りを果たし、自己最高の8位でシーズンを終えている。 新人賞には、ルル・サン(ニュージーランド)が選出。今季、214位でスタートさせたサンは、ウィンブルドンを予選から勝ち上がって8強入り。8月にはWTA500モンテレイでツアー初の決勝に進む活躍もあって、自己最高ランク39位を記録している。 カムバック賞には、2023年シーズンを背中の故障で苦しんだパウラ・バドサ(スペイン)が選ばれた。元世界2位のバドサは、クレーコート・シーズンで調子を上げると、8月のWTA500ワシントンD.C.でタイトルを獲得。全米オープンで8強など上位に食い込み、世界ランク12位でシーズンを終えている。
Tennis Classic 編集部