コンテンツクリエイター経済、それ自体は成長する一方で「参入者の脱落は3年連続で増加」 一体、何が起きている?
参入障壁が低いため、飽和も予想以上に早かった?
また、小規模クリエイターは主にひとりで活動しているのに対し、トップクリエイターは、知識のあるマネージャーや編集者らとプロフェッショナルなチームを形成して活動しており、より高品質で一貫性のあるコンテンツの制作が可能だ。 その結果、より良いマーケティングやコラボレーションにも投資でき、競争力を高めている。 さらに、ブランド側のインフルエンサーマーケティングの予算の縮小も関係しているようだ。 厳しい予算のなかで、ブランドは実績のない小規模クリエイターとの提携は敬遠しがちであり、エンゲージメントやコンバージョンなどの成果を提供できる実績のあるクリエイターを好んでいるという。 そもそもコンテンツクリエイターは参入障壁が低いため、多くのニッチな市場がすでに飽和状態になっている。そんななかで新参、もしくは小規模のクリエイターが目立つのは年々難しくなっている。 これらの要因が組み合わさることで、トップクリエイターは相乗効果で成長しやすい一方、その他のクリエイターは持続可能なビジネスの構築ができず、クリエイターエコノミーから脱落しているようだ。
COURRiER Japon