筒美京平、最後の本人公認アルバムにLiSAら 直弟子・武部聡志を中心にプロデュース
作曲家・筒美京平さんに多大な影響を受けたプロデューサーと、彼らに選ばれたアーティストによって制作されるトリビュートアルバム『筒美京平SONG BOOK』が、2021年春に発売される。 【画像19点】生田絵梨花(乃木坂46)や西川貴教ら アルバムに参加する面々 筒美京平さんの直弟子である武部聡志さんを中心に、亀田誠治さん、本間昭光さん、松尾潔さん、小西康陽さんがプロデューサーとして参加。 アーティストとしてはLiSAさん、JUJUさん、西川貴教さん、前田亘輝さん、生田絵梨花(乃木坂46)さん、片岡健太(sumika)さん、Little Glee Monsterが参加する。 今回、武部聡志さん、LiSAさんからコメントが届いている。
稀代のヒットメーカー・筒美京平
この10月に誤嚥(ごえん)性肺炎により、享年80歳でこの世を去った筒美京平さん。 昭和に「ブルー・ライト・ヨコハマ」「また逢う日まで」「魅せられて」「17才」「スニーカーぶる~す」「仮面舞踏会」などを手がけ、2000年代に入ってもヒット曲を制作。 長きにわたって日本ポップス界の隆盛を支えた作曲家で、2003年には紫綬褒章を受けた稀代のヒットメーカーだ。 昭和から平成にかけての50年間に約3000曲を作曲し、歴代作曲家シングル総売上は7560万枚を超えトップに君臨。 国民的アニメ『サザエさん』の主題歌とエンディング曲など、誰もが1度は耳にしたことがある名曲の数々を世に送り出してきた。 近年も作曲活動は盛んで、竹達彩奈さんの「時空ツアーズ」や飯田里穂さん「青い炎シンドローム」、田所あずささん「あなたの淋しさは、愛」といった声優の楽曲なども手がけてきた。
もとは生誕80年の記念企画として進行
トリビュートアルバムは、もともと筒美京平さんの生誕80年を記念する企画として本人と準備を進めていた作品だったが、コロナ禍により進行が一時ストップ。そうした状況での訃報だった。 この訃報を機に数々の楽曲が脚光を浴びるなか、遺族の意向も受け、改めて追悼盤という形で再スタート。現在、鋭意制作中だという。 また今回発表されたアーティストのほかにも大きなサプライズが控えているとのことで、今後の展開も注目される。