マックがロシア撤退を開始 フランチャイズ契約主が買収
ヒムキ、ロシア、5月24日(AP)― ロシア国内のハンバーガーチェーン店の売却に伴って、モスクワ郊外ヒムキにあるマクドナルド店舗で5月23日、トレードマークの黄色のアーチなど看板が取り外された。 米のファストフード大手は5月16日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、30年以上もロシアで続けてきた営業を停止し、850カ所の店舗を売却すると発表した。 マクドナルドによると、現在フランチャイズ契約を結んでいるアレクサンダー・ゴバー氏が、850店舗の買収に合意したという。 マクドナルドは、ロシア国内での登録商標は維持したままで、ロゴやマクドナルドの名称などの利用を認めない方針であるため、シベリアで25店舗を経営している同氏は、新しい名前で店舗を運営するという。 マクドナルドは、ベルリンの壁崩壊直後の1990年1月31日、モスクワのプーシキン広場にロシアでの1号店をオープン、“冷戦終結の象徴“とみられた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)