家族思いの父の「がさつな言語センス」だけが合わない! 多くの読者から「同感」の声
家族への愛情は深い父親の「どうしても自分とは合わない」部分
漫画家の千葉朝日さん(@asahic_)が、Twitterで『父の言語センス』と題した作品を再掲載しました。言葉遣いが乱暴で、ことあるごとに否定的な態度も示す父親の様子を描いたエッセイマンガです。作中で、千葉朝日さんは「嫌な気持ちで一杯になる」「聞き流せばいいのかもしれませんが、できなかった」と語っています。 【マンガ】同居していることで溜まるストレス。適度な距離を保つことで「楽になった」 本編を読む 何ごとにも否定的な人は、周囲をウンザリさせるもの。本来、あまり関わりたくはない存在ですが、千葉朝日さんにとって父親は決して「嫌いな人」ではないことが、事態を複雑化させていました。最終的には、父の存在を丸ごと嫌っているわけではないけれど、「家を出た大きな要因のひとつ」となったことが語られています。 読者からは「言い方ひとつで変わりますよね」「言葉遣いって本当に大切」などの感想が寄せられました。「嫁ぎ先の義父がこういう感じでした」「うちは妹がそんな感じ」「おじいちゃんがまさに同じ」など、身近なところで同様の体験をしている人たちのコメントも非常に多く、Twitter投稿が1万いいねを超える話題作となっています。 作者の千葉朝日さんに、お話を聞きました。 ーー千葉朝日さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。 2001年に、太田出版の「マンガエロティクスF」という雑誌にて、代原デビューしております。当時は珍しかった、女どうしのいわゆる「百合」を描いた成人向け作品でした。それから体調やプライベートの事情で商業活動を中止しておりましたが、2017年に商業再デビューして現在に至ります。 ーー今回のマンガは過去に投稿された作品の再掲です。マンガに描こうと思ったきっかけと、今回再掲しようと思ったきっかけを教えて下さい。 友人に父のことを愚痴として訴えるも、あまりしんどさを理解してもらえなかったため、マンガにして伝えて分かってもらいたいと思ったのがきっかけです。再掲につきましては、Twitterではいつ誰がどんなタイミングで見るかは分からないため、皆さんもっと「しれっ……」とやっていいと考えております! そのため、特に「きっかけ」というのはなく、「たまたまそういう気分だった」という感じですが、答えになっていますでしょうか(笑)。 ーーお父様の言葉遣いや気質は、千葉朝日さんが幼い頃からずっと変わらずにマンガの通りだったのでしょうか? 私の幼少期はもう少し雰囲気が優しく、丸かったような記憶があります。年齢を重ねるごとに、どんどんじわじわとトゲが出てきた感じですね。同居しているとずっとこの調子なので、どうしてもネガティブな気持ちになってしまうことが多かったです。