2020年12月の若者の流行、2位「NiziU」に大差を付け「鬼滅」が圧倒的1位で締めくくる【LINEリサーチ調べ】
LINEの調査サービス「LINEリサーチ」は、全国の15~24歳の男女における「最近の流行」を調査した結果を発表した。同調査は3か月ごとに行われており、最新の12月期の結果、前回9月との比較、2021年流行予測などが公開された。
顔ぶれに変動はないが、「鬼滅の刃」に人気が集中
総合ランキングにおいて、9月期は「NiziU」5.5がトップながら、2位以下も「新型コロナウイルス感染症」5.3%、「TikTok」5.3%、「鬼滅の刃」4.3%、「ディズニー ツイステッドワンダーランド」3.8%が僅差で横並び状態だった。 しかし今回の12月期調査では「鬼滅の刃」が30.5%と一強状態になった。2位以下は「NiziU」11.0%、「新型コロナウイルス感染症」5.9%、「呪術廻戦」4.3%、「ディズニー ツイステッドワンダーランド」3.9%と、顔ぶれはほぼ同じながら、映画「無限列車編」が公開されたこと、興行成績に関するニュースが連日報道されたことなどから、「鬼滅の刃」が圧倒的な注目を集めた。 また4位の「呪術廻戦」は、同じく少年ジャンプ掲載のマンガ作品(連載中)だが、トップ10外から急上昇しランクイン。主人公およびその周辺のキャラクター人気、「領域展開」といったフレーズがSNSにも波及するなど、“ネクスト鬼滅”としてヒット拡大が期待されている。そのほかでは、「BTS/防弾少年団」「Snow Man」と、2つの男性音楽グループが、新たに10位以内にランクインした。
11位以降は「あつ森」「Among Us」「モンスト」など新旧ゲームが話題に
11位~30位のランキングでは、ゲーム作品がかなりの割合を占めた。これまでも高い人気を誇っていた「どうぶつの森シリーズ」が11位になったほか、Nintendo Switch版が発売された「Among Us」「桃太郎電鉄シリーズ」、「プロジェクトセカイ カラフルステージ!Feat.初音ミク」「モンスターストライク」「パズル&ドラゴンズ」「ポケットモンスター」など、新旧話題作が多数ランクインしている。 男女別・年齢層別(15~18、19~22、23~24歳)で見ると、すべての区分で1位は「鬼滅の刃」だったが、男性は「モンスターストライク」「Apex Legends」などゲームタイトルが多くランクインした一方、女性は「BTS/防弾少年団」「Snow Man」「SixTONES」などの男性音楽グループが上位となった。 なお15~18歳女性では、総合ランキング上位になかった「おはようでやんす」が10位にランクインしている。「○○でやんす」という話し言葉は、70年代のマンガ「ど根性ガエル」の登場人物などが使っていたが、最近TikTok内で「おはようでやんす」を連呼するムービーが話題となり、若年層で流行語になっているようだ。