保守王国・福井 衆院選で県関係の代議士は「与党1人野党3人」に杉本知事「いろいろとウイングを広げながら」
福井県の杉本達治知事は、29日の定例記者会見で、10月の衆院選の結果に触れ、野党議員とも連携をはかっていきたいと述べ、与野党双方の協力を得ながら県内の課題に対応していく考えを示しました。 【写真を見る】保守王国・福井 衆院選で県関係の代議士は「与党1人野党3人」に杉本知事「いろいろとウイングを広げながら」 10月の衆院選では、福井1区で自民党・稲田朋美氏が小選挙区で当選したものの、福井2区は長年議席を守っていた高木毅氏が、いわゆる裏金問題を受け自民党の公認を得られず落選しました。 比例復活を含めれば、福井県関係では、今回は自民党1議席、立憲民主党2議席、日本維新の会1議席の結果になりました。 福井県・杉本達治知事「高木さん先生なり、与党の関係の議員がいなくなっているということは、非常に今後も含めて大きな影響があるということを考えております」 原子力政策や北陸新幹線の延伸について、与党の立場で活動してきた高木氏の落選についてはこう述べた杉本知事ですが、今後は与野党ともに良好な関係を作っていく必要性を述べました。 福井県・杉本達治知事「少数与党ということですので、これは必ず野党の皆さんの一部とは少なくとも連携しながらやっていかなければ政策を決められないということになるわけですので、ここのところは十分に与党の皆さんにも、野党の皆さんにもその辺のところをですね、頭に置いて活動していただきたい」 2009年、自民党が下野した衆院選でも福井県は1区から3区まで(当時)小選挙区はすべて自民党の候補者が当選した強固な保守地盤の地域といえるところですが、今回野党議員が相対的に増えたことに対し、杉本知事は「ウィングを広げながら」国会議員との連携をはかる姿勢を示していました。
北陸放送