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予告先発はいらない/川口和久WEBコラム

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週刊ベースボールONLINE

投手を少し楽にしてやってくれ

   まだ、日程が発表になってないから少しもめているのかもしれないが、6月19日開幕のプロ野球は、120試合前後でスケジュールを組んでいるという。  5カ月で120試合は、順延などを考えれば、すさまじい過密日程になりそうだ。  野球協約上の問題はあるのかもしれないが、たぶん、閉幕の日にちを決めての打ち切りも当然、選択肢にはあると思う。  週べ本誌の連載では、投手陣を回していくために、先発を中6日100球ではなく、メジャー方式で中4日100球にしてはどうかという提案をしたが、ここではもう1つ、「予告先発は不要ではないか」という話もしておこう。  そもそもセの予告先発は、俺が巨人のコーチ時代、原辰徳監督がファンサービスのためと提案したものだったと思う。このとき反対したのが、中日・落合博満監督だった。  俺の意見は正直、落合さんと一緒。別に、つまらなくなると思っていたわけじゃないが、投手コーチの立場でいえば、なんで相手にこっちの投手の情報を教えて、合わせたオーダーを組ませなきゃいけないのか、と思っていた。  それじゃなくても球界のル―ル改正は打者主体が多い。打撃戦がつまらないと言う気はないが、1対0の緊迫感も野球の醍醐味だと思う。  ファンサービスというなら、たまには逆に野手をオーダーを発表し、投手がそれに合わせてもいいじゃないか、とも思っていた。  今シーズンは当面、無観客だから集客を気にする必要もない。一度、予告先発はやめてみたらどうかな。  投手コーチとして苦しめられた恨みだけじゃないよ。  本当に5カ月で120試合すべてこなそうというなら、今シーズンの投手起用は、本当にスクランブルの連続になると思う。かなり投手コーチは四苦八苦するはずだ。  極端な話をすれば、それこそ、昔みたいに初回で降板した選手を翌日先発させたいときだってあるだろうし、87年に初登板でノーヒッターになった中日の近藤真一がそうだったが、急きょ実績のない若手を起用する奇襲もまた、せざるを得ないかもしれない。  そもそも、ここまで投手の酷使が予想されるシーズンで、そこまで「打者有利」にしてやる必要はないだろう、というのが俺の意見だ。  皆さんは、どう思う?

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