大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文4)国の予約システム不備批判しすぎ
状況によって優先順位を変える可能性は
朝日放送テレビ:すいません、ABCテレビの堀江です。お疲れさまです。ありがとうございます。いろいろなワクチンについては優先順位というのが、国が定めているものがあるとは思うんですけれども、例えば今回、大阪府のマイドームおおさかでやる場合に、その4自治体がもし設置できてないのであれば、そこの人たちはちょっと優先しましょうとか、あるいは比較的若くても30代でこの間も亡くなっている方も出てきているようなので、若い人で、特に基礎疾患を持っているような人たちも早めに入れましょうとか、そういうような、今の優先順位の中でやや疑問な部分もあるかと思うんですけれども、そういったことを率先してやってみるというようなことは考えていないんでしょうか。 吉村:ええ、それは当然、頭に入れています。4自治体は、今の計画上は少し難しいという予定が入っていましたけど、今日時点でそれがどうかというところはまだ最新の情報はちょっと確認が取れていないという状況です。それぞれどうやったら早くできるかというのは考えてくれているというふうに思います。4自治体以外でも計画上はできるというふうにしてやっていたとしても、実際にできるかどうかといえば、これは別の話で、予定どおり進まないところも出てくるかも分からない。 これは今、かなり高い目標を掲げてやっていますから、そういった意味ではいろんなイレギュラーなことも想定しながら対応することが必要だろうと思っています。特に僕なんか大阪市長の経験もありますから、大阪市民なんて都道府県とほぼ同じですので、そう考えると大阪市のかなり大規模な高齢者人口の中で本当に7月末までどうやってするのか、松井市長がすごい大号令かけてやっていますけども、そんなに簡単なハードルではないというふうに思っています。
次の順位の人の予約も視野に
ですので、何か4自治体だけができないのが決定して、そこだけ支援というより、大阪全体で簡単にはできる目標ではないだろうなっていう中で、まずこの接種会場というのは大規模も、大阪府もつくるし、それ以外もいろんな方法ないかというふうに考えているところです。 大阪府の接種会場について、これは6月中旬ぐらいから予約の開始を始めることを検討しています。でもこれ、7月末に2回目の接種が完了するというのが本当に予定どおり進んでいたとすれば、高齢者の2回目の接種というのは7月の第1週に終わるはず、1回目は終わるはずなんですね。7月の第1週に終わって、7月の末で2回目になりますから。とすると、この6月中旬ぐらいに予約を開始して、中旬、下旬に接種を開始するころで、もし予定どおり進んでいたとすれば、1回目の接種終わった高齢者の方が非常に多くいる、もしくは1回目の接種の予定をもうすでに7月の上旬ぐらいまでに確保している方が多く、もうすでにいらっしゃる可能性もあります。これはちょっと状況を見ないと分かりません。 そのときに2000人単位で予約、予約確保は最初はスムーズにいくために、1000人にするか、いろいろ考えることはあるんですけども、2000人単位でやっていくというときに、予約がもし、埋まらない可能性だってこれはあり得ると思うんです。そのときには僕は接種券を持っている次の世代の方とか、若い世代の方の予約というのをどんどんやっていったほうがいいんじゃないかというふうに思っています。ただ、ここは、まずやっぱり65歳以上の高齢者の枠として確保していきたいと思いますから、その枠を無駄にしない。ワクチンは無駄にならないです。枠が無駄になる可能性はどうしても出てきます、接種が進んでくると。 なので、そういった意味では次の順位の方の予約というのも当然視野に入れた大規模接種会場ということで運営していきたいと思います。ただ、やっぱり重症化にしても高齢者にしても、まずは65歳以上、高齢者の方が多いので、高齢者の方ができるだけ早く、7月末までに希望する方、全員が受けれるようにするために、少しでも力になれたらという意味でこの府の大規模接種センターを設置して運営していきたいと思います。 朝日放送テレビ:ありがとうございました。 司会:よろしいですか。 朝日放送テレビ:はい。 司会:じゃあ次の方。今、手をあげられた、日日さん。