崩れ去った官僚性善説 良心後押しし不正告発促せ
<2018年8月25日号> 延長された通常国会の閉幕を受けて大島理森(ただもり)衆議院議長が発表した所感は、異例と言ってもいいものだった。 「この国会において、①議院内閣制における立法府と行政府の間の基本的な信任関係にかかわる問題や、②国政に対する国民の信頼にかかわる問題が、数多く明らかになりました。これらは、いずれも、民主的な行政監視、国民の負託を受けた行政執行といった点から、民主主義の根幹を揺るがす問題であり、行政府・立法府は、共に深刻に自省し、改善を図らねばなりません」
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千田 景明 :ジャーナリスト