大阪府・吉村知事が定例会見1月19日(全文3)犠牲の下に成り立つ要請、簡単にやるもんではない
35%未満でも判断するのは、他の2府県が望んだときか
関西テレビ放送:細かい部分の確認になってしまうんですけども、先ほどの、35%に達する前でも判断することがあるというふうに発言されたと思うんですが、これは京都と兵庫がそういうふうに言った場合という意味合いですか。それともほかの何か要因で判断されると? 吉村:やはり陽性者の数と見込みも頭に、僕の頭の中には毎日入っています。あしたの陽性者の数は僕も分かりません。だいたい毎朝、概数だけの報告は受けるんですけれども、もちろんこれがピークアウトすればそういうことにはならないし。ただ、あしたは逆にピークアウトどころか1万になるかも分からないし。もしあした1万ということになれば、これはもう右肩上がりですから、病床使用数も右肩上がりになる。なので、そこはやっぱり判断するべきだし。なので、今非常にライン上にはいるとは思うんですけれども、陽性者の数、そして病床逼迫の見込み、そこを基準にして、35%に達する前でも判断することはあり得ます。もちろん今週中に判断することもあり得ます。ただ、あした以降の数も分からないし、35%って基準を定めてますので、それに基づいて判断をすると。あるいは今日、3府県会議でもあるように、例えば兵庫がこれはもうやるべきだと判断したら一緒に要請はします。 関西テレビ放送:大阪で具体的に感染者が何人出たらっていう、そこの部分での基準は特には定められない? 吉村:そこの陽性者の基準は定めないです。まず増加傾向にあるかどうか、ここが非常に重要だと思っています。ピークアウトすれば、高い数でもそのあと減ってきますので。ただ、今増えていますから、きのう5000、今日6000でしょう。だからあしたがどうなるか分かりませんけれども、増えていけばもう病床使用率も確実に増えていくし。
増え続ける傾向にあれば数日中の判断に
それ減ってきたら、一時的には増えるかも分からんけど、そのあと必ず減るので。なので、だからピークアウトするかどうかっていうのは非常に重要ですし、今の、それはじゃあ誰かが知ってるの? って、誰も知らないので。あした以降の数も頭に入れながら、増え方も頭に当然入れながら判断をしたいと思っています。今、きのうが29%、今のまま増え続ければ、だいたい2%ずつぐらい増えていっていますので、増え続ける傾向にあれば数日中の判断ということにもなってくると思います。 関西テレビ放送:ありがとうございます。 司会:次の方。毎日新聞。