【フローラS】波乱度は最上級!GⅠの〝谷間〟に潜む大穴の主役は「先行・好位型」
[GⅡフローラステークス(オークストライアル)=2022年4月24日(日曜)3歳、東京競馬場・芝2000メートル] 今週はいわゆるGⅠの谷間。ひと息つけるような、物足りないような、もやもやした週末だ。 このようなケースは通常年3回ある。ほかにはスプリンターズSと秋華賞に挟まれた10月上旬と、天皇賞・秋とエリザベス女王杯に挟まれた11月上旬の週だ。10月上旬の重賞は毎日王冠と京都大賞典。11月上旬はアルゼンチン共和国杯、みやこSなど4重賞。前者はGⅠに準ずるレベルのGⅡで、後者は数で格を補っている感がある。つまり〝谷間〟としての味わい(?)がダントツなのが今週ということになる。 構成重賞はフローラS、マイラーズC、福島牝馬S。この中でフローラSと福島牝馬Sは波乱が目立つレースだ。ふた桁人気馬の馬券圏内突入が、過去10年それぞれ7回、8回もある。荒れる重賞として有名な七夕賞とマーメイドSがそれぞれ8、7回だから、最上級の波乱度と言える。これら2重賞で大穴を狙うのが休息の1週の過ごし方なのかもしれない。 日曜フローラSをターゲットに買い方を探る。このレース、ふた桁人気が馬券圏内に入った場合、残りは1~5番人気というケースが多いので、機械的に両グループを組み合わせる方式がまずひとつ。仮に馬連なら10~15番人気馬6頭と1~5番人気馬5頭をペアリングさせる。 次に、馬を絞ってよりリターンを求めたい人へ。注目ポイントは脚質だ。東京替わりで差し・追い込み馬が支持を集める状況で中団より前につけたダークホースが粘り込むパターンが目立つので、穴候補馬を先行・好位型に絞りたい。具体的には4番ストキャスティーク、5番エバーハンティング、15番ヴァンルーラーがクサい。
東スポ競馬編集部