ゴルフ女子 山下美夢有は我慢のゴルフで初日1アンダー グリーンへの対応に苦しみ後半はパープレー 笹生は5オーバー
「パリ五輪・女子ゴルフ・第1日」(7日、ゴルフナショナル=パー72) 日本勢2大会連続のメダルを目指す山下美夢有は2バーディー、1ボギーの通算1アンダー。首位と6打差で初日を終えた。笹生優花は通算5オーバーと出だしでつまずく形となった。 【写真】ぱっと見は山下美夢有 でも実は韓国選手 とても見分けつかない 山下は我慢のゴルフを続けた。後半に入ってショットは安定しながらもグリーンへの対応に苦しんだ。なかなかカップとの距離感が合わない中、我慢のゴルフでスコアを落とさずに耐え続けた。13番パー4はグリーン手前に大きな池が待ち受けるロケーションだったが、ややピンをオーバーするもグリーンを捉えて2パットのパー。16番パー3ではグリーンをややオーバーし、パターでバーディーを狙うも距離感が合わず。嫌な距離が残ったパーパットだったが、しっかりと沈めた。 17番パー4ではティーショットをフェアウェーに置き、2打目をピンそば4メートルにつけるも、バーディーパットはカップに嫌われた。厳しい表情を浮かべる中でも、18番パー5では目の前に池が広がるロケーションだったが残り180ヤードを2オン。ピンまで距離を残したが、イーグルパットは下りの鶏舎に乗って大きくオーバーした。最後は3パットのパーでフィニッシュした。 前半は3番で最初のバーディーを奪った。続く4番ではボギーでスコアを落としてしまったが、直後の5番でバーディーを奪ってバウンスバック。6番ではピンそば5メートルにつけるも、バーディーパットはラインを読み違える形となってパーセーブとなった。 7番でも3メートルのバーディーチャンスにつけたが、パットはオーバー。迎えた9番パー5では4打目をピンそば2メートルにつけて、パーセーブした。 笹生優花は7番で深いラフにつかまりダブルボギーとすると、8番パー3で痛いアプローチミスがありスコアを落とした。後半に入ってもリズムを取り戻すことができず、2ボギーの通算5オーバーで初日を終えた。 首位でホールアウトしたのは昨年のエビアン選手権を制したブティエ(フランス)。ギャラリーの大歓声に包まれながらスコアを伸ばし、14番からチップインを含む3連続バーディーを奪うなど圧巻のゴルフを見せた。8バーディー、1ボギーの通算7アンダーで終え、18番でパーパットを沈めると大きな拍手がわき起こっていた。