におい、抜け毛予防から育毛まで!?シャンプーを変えれば髪も変わる!
頭皮マッサージはちょっと面倒…でも、ブラッシングなら継続しやすく、効率的に頭皮をほぐせる。シャンプー時なら、血流アップも頭皮のクレンジングもできて一石二鳥! 今回は美髪作りにマストなシャンプーブラッシングを、国際毛髪皮膚科学研究所代表理事 本山典子さんに教えていただいた。
におい、抜け毛の予防からボリュームアップまで!
ブラッシングは髪のからまりを解くだけでなく、頭皮の育毛ケアとしてもメリットがいっぱい。この時季、毎日のシャンプー時に取り入れてみては、と本山さん。 「過剰な皮脂や汚れがたまりがちな季節です。シャンプーでブラッシングをすると、細部の汚れがしっかり落とせ、におい予防やボリュームアップにもつながります。また、今年は脱毛のお悩みが増えているようです。自宅に閉じこもって体を動かさなければ代謝が悪くなり、リンパの流れも悪化。めぐりをよくする意味でもブラッシングはおおいに有効なんです」 さらに注目したいのは、ブラッシングによって効率的に頭皮の筋肉を動かせること。 「美髪を作るためには、何をおいても血流のよさが不可欠。それには頭部の筋肉のこわばりを緩めてポンプとしての機能を働かせることが必要です。ブラッシングは血流を促すのにも最適なんですよ」(本山さん)
簡単ブラッシングシャンプーHowTo
図や手順を参考に、むくみやすい側頭筋から始め、背中の広い筋肉、僧帽筋と接続する後頭筋をほぐして血流を呼び込む。最後に前頭筋から帽状腱膜へ血流を流すという順番で行って。 肩こりは、肩甲骨から後頭部にかけて広がる僧帽筋のこわばりによるもの。少しストレッチしてほぐしてからブラッシングすると、効率的に血液を頭部に送り込める。帽状腱膜には筋肉がないので、頭頂部まで血液を行き渡らせるように意識しながらブラッシングを。 ◆正しいブラッシングの手順
1.ブラシの通り道を作る 髪のもつれを解き、十分に予洗い。泡を全体に行き渡らせながら、手ぐしを通してブラシを通りやすくする。
2.生えぎわ手前から耳を囲むように 側頭筋から後頭筋へととかす。最初にここを動かすと、むくみをリリースして副交感神経も優位に。