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ミニ四駆ブームの立役者『ダッシュ!四駆郎』の悲劇…放送終了の背後に「大人の事情」

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マグミクス

子供だけでなく、大人も熱狂、ブームの立役者

 80年代末期、日本中の子供たちを熱狂させたホビー「ミニ四駆」。街の玩具屋では、ミニ四駆のコースが置かれていた時代。そのブームの火付け役だったのがコロコロコミック(以下コロコロ)1987年12月号から連載開始した『ダッシュ!四駆郎』です。栄光のロードを走り続けた同作でしたが、悲劇は思わぬ形でやって来たのです。 【動画】現代ミニ四駆レースのスロー映像。車体の挙動、激突の瞬間も丸わかり  まずは簡単に時代背景からご説明いたしましょう。筆者がミニ四駆に興味を持ったのも『ダッシュ!四駆郎』がきっかけです。最初から見ていたわけでなく、小学館「月刊コロコロコミック」の巻頭になってから読むようになり、その面白さにハートをキャッチされ、すぐ単行本で後追いしました。  そうなると今度はマンガだけでなく、作中で活躍するミニ四駆に興味を持つようになります。しかし、すでに成人だった筆者が子供の輪に入ることはできません。特にミニ四駆を組み立てることなく、脳内サーキットでミニ四駆を走らせる日々を送っていたものです。  ですが、『ダッシュ!四駆郎』がアニメ化され放送を開始されると、周りのいい歳をした大人たちも次々に作品にはまり始めます。そして、大人たちによるミニ四駆チームができたわけです(笑)。後に聞いた話では、各地でそういう人たちは少なからずいたそうです。  しかし、当時各地で開催されていたミニ四駆大会は中学生まで。大人が入る余地はありません。ですから大会でよく見かけたのは、明らかにお父さんが作ったハイスペックなミニ四駆を子供が走らせるという光景でしたね。  そんな時、年齢無制限のトラッキンミニ四駆の大会をタミヤが主催、我々いい歳をした大人が徹夜でジャパンカップに並んだりしたこともあったものです。この時、たまたま知り合いになったのが前年に日本一となった中学生で、色々なテクニックを教えてもらいましたね。  また、その数年後には雑誌企画で大人だけのミニ四駆大会が開催され、そこに参加したこともありました。ミニ四駆というものには、子供だけでなく大人さえも夢中にさせる熱量があったわけです。  そして、このミニ四駆ブームを世間に注目させ、牽引したのが『ダッシュ!四駆郎』だったと筆者は考えます。

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