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来週(5/25~29)の日経平均株価の予想レンジは、2万~2万800円! 米中対立が警戒される中、インデックス売買の影響を受けづらい「中小型株」に期待!

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ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は、週前半は上昇したものの、後半に下落。 経済活動再開に期待するものの、米中対立が重荷に  今週(5月18日~22日)の日経平均株価は上昇しました。  週の前半は、米国のバイオ製薬のモデルナ(MRNA)が、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期段階治験で良好な結果が得られたとの発表されたことが、経済活動再開の後押しにつながるとの見方から材料視されました。 【※関連記事はこちら! 】 ⇒新型コロナの「ワクチン開発」に投資するならこの銘柄! 「モデルナ」「バイオンテック」など、“ワープ・スピード作戦”への採用も期待できる米国株を解説!   国内では、感染者数が低水準で推移していることもあり、経済活動再開に期待した買いが強まりました。日経平均株価は、先週5月15日の反発から20日まで4営業日続伸。21日も終値では下落したものの、一時2万700円を回復しました。 ■日経平均株価チャート/日足・3カ月  しかし、トランプ米大統領が中国を非難するツイートを複数回投稿したことに加え、米国上院が米国に上場する中国企業に対して経営の透明性を求める法案を可決するなどの動きから、米中対立の激化が警戒されたことで利益確定の流れが強まり、5月22日も下落。最終的に、2万388.16円で今週の相場を終えました。 ●来週の日経平均株価は、“こう着感”の強い相場展開に!  米中対立への警戒から来る「リスク回避姿勢」には要注意 【来週の日経平均株価の想定レンジ】  2万円 ~ 2万800円    来週(5月25日~29日)の日経平均株価は、値動きの少ない“こう着感”の強い相場展開になりそうです。  非常事態宣言が解除され、経済活動再開へと向かう期待から、押し目買いの意欲が強いと思われます。しかし、中国政府が香港の統制強化に向けた法案の導入を計画しており、これが警戒されて、週末の香港市場は5%近く下落。さらに、この法案が実施されれば、米国は強力に対処することになるだろうと伝えられています。米中対立激化への警戒感が高まることでリスク回避姿勢に向かいやすい点には注意が必要です。  もっとも、インデックス売買の影響を受けづらい中小型株については、良好な需給面が支えとなり、個人投資家の資金が向かいやすいでしょう。 ●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】 テラが+92.66%で値上がり率トップ!   ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。  今週の値上がり率ランキングのトップはテラ(2191)でした。4月下旬に、先端医療支援事業を手掛けるセネジェニックス・ジャパンと、新型コロナウイルス感染症に対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発で共同研究契約を締結し、新薬開発事業を開始すると発表。それ以降、ストップ高を交えての強い上昇トレンドが継続しています。  値上がり率2位のアイ・ピー・エス(4390)は、決算内容が好感されました。2020年3月期は、営業利益、純利益ともに過去最高益を更新して着地。2021年3月期は営業利益が前期比58.9%増の17億円、純利益についても62.8%増と大幅増益となる見通しです。フィリピンでCATV用国際回線やブロードバンドなどが投資回収期に入り、業績拡大につながっているとして評価されています。  値上がり率3位はメディネット(2370)。国立成育医療研究センターが、人のES細胞からつくった肝細胞を重い肝臓病の赤ちゃんに移植する臨床試験を行ったと発表。そこから、細胞加工を手掛けているメディネットに“連想買い”が波及し、ストップ高を交えて上昇しました。  一方、値下がり率ランキングの1位はレナウン(3606)。新型コロナウイルスの影響から販売低迷に拍車がかかって経営に行き詰まり、5月15日に民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請しました。  値下がり率2位のTHEグローバル社(3271)は、ホテル事業において外出自粛や訪日客の入国・行動制限に伴い旅行客が大幅減少したことで、2020年6月期の下方修正を発表したことから下落しました。  ■今週の値上がり率 トップ5  順位  先週末比(%)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  +92.66  テラ(JQ・2191)  2  +78.35  アイ・ピー・エス(マザ・4390)  3  +77.27  メディネット(マザ・2370)  4  +74.33  日本アビオニクス(東2・6946)  5  +68.96  BASE(マザ・4477)  ■今週の値下がり率 ワースト5  順位  先週末比(%)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  -64.10  レナウン(東1・3606)  2  -42.99  THEグローバル社(東1・3271)  3  -23.53  オンキヨー(JQ・6628)  4  -20.47  日本テクノ・ラボ(札証・3849)  5  -19.70  フィンテック グローバル(マザ・8789)  ■今週の出来高 トップ5  順位  出来高(株)  銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ  1  499,622,300  みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)  2  309,012,400  音通(東2・7647)  3  300,964,900  三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)  4  213,801,800  レナウン(東1・3606)  5  205,966,400  KeyHolder(JQ・4712) ●【来週の主要イベント】 米国の「ベージュブック(地区連銀経済報告)」や 「米国個人消費支出」「百貨店・スーパー販売額」に注目!   <5月25日(月)> ◆3月景気先行指数/一致指数改定値 ◆決算発表:エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)、ベネッセホールディングス(9783) ◆独1-3月期国内総生産(GDP)改定値 ◆独5月IFO企業景況感指数  <5月26日(火)> ◆4月企業向けサービス価格指数 ◆3月全産業活動指数 ◆決算発表:コニカミノルタ(4902)、出光興産(5019) ◆独6月GFK消費者信頼感調査 ◆米1-3月期四半期住宅価格指数 ◆米3月住宅価格指数 ◆米3月ケース・シラー住宅価格指数 ◆米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) ◆米4月新築住宅販売件数 <5月27日(水)> ◆決算発表:電通グループ(4324)、リクルートホールディングス(6098) ◆南ア4月消費者物価指数(CPI) ◆米MBA住宅ローン申請指数 ◆米5月リッチモンド連銀製造業指数 ◆米地区連銀経済報告(ベージュブック)  <5月28日(木)> ◆前週分対外対内証券売買契約等の状況 ◆決算発表:大塚ホールディングス(4578)、日立建機(6305)、日産自動車(7201) ◆南ア4月卸売物価指数(PPI) ◆独5月消費者物価指数(CPI)速報値 ◆米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値 ◆米4月耐久財受注 ◆米4月住宅販売保留指数 <5月29日(金)> ◆4月失業率 ◆4月有効求人倍率 ◆4月百貨店・スーパー販売額 ◆4月鉱工業生産速報値 ◆5月消費者態度指数 ◆4月新設住宅着工戸数 ◆英5月GFK消費者信頼感調査 ◆米4月個人所得 ◆米4月個人消費支出 ◆米5月シカゴ購買部協会景気指数 ●【来週の注目銘柄】 「バリューコマース」「サイバネットシステム」 「みらかホールディングス」の3銘柄をピックアップ!   来週、注目したい銘柄は、この3つです。  バリューコマース(2020年5月22日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  サービス業  東1・2491  2539円  22.7倍  6.86倍 親子上場銘柄には再編機運が高まりやすいことにも注目 Eコマースおよびオンラインマーケティング支援を行っています。主力のアフィリエイト事業は、新型コロナウイルスの影響から旅行など一部分野に影響が出ているものの、全体としては限定的。また、事業者のECサイト上での販売促進を行うECソリューション事業が堅調です。Zホールディングス(4689)の子会社なので、親子上場銘柄には再編機運が高まりやすいことも注目している一因です。株価は、3月23日の安値1171円を底値に順調にリバウンドが継続しており、2月につけた高値に接近しています。  サイバネットシステム(2020年5月22日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  情報・通信  東1・4312  666円  15.9倍  1.54倍 ソフトウエア販売が順調で、セキュリティ関連も成長中 研究・開発工程などで行われる実験やテストを、コンピュター上でシミュレーションする技術であるCAEソリューションを手掛けています。また、医用・医療向けソフトウエアやコンピューター上に作られた3次元空間映像を体験できるVRソリューションなども提供しています。第1四半期は減益ですが、ソフトウエアの販売が順調なほか、セキュリティ関連のソリューションも伸びています。株価は、3月19日の安値438円を底値に順調なリバウンドが継続しており、先週には75日移動平均線を突破してきました。  みらかホールディングス(2020年5月22日時点)  業種  市場・コード  株価  予想PER  実績PBR  サービス業  東1・4544  2455円  -倍  1.35倍 官民連携で新たなPCR検査体制を構築することを発表 新型コロナウイルスの簡易診断ができる「抗原検査」の検査キットで、みらかホールディングスの製品が国内で初めて実用化される見通しとなったとの報道を受けて、先週はストップ高を交えての上昇が見られましたが、その後、材料出尽くしから急落して上昇分を帳消しにしています。ただ、調整が一巡したことや、神戸市と官民連携で新たなPCR検査体制を構築するとの発表があったことから、押し目拾いのスタンスで狙っていきたいところです。 【※今週のピックアップ記事! 】 ⇒「日経平均株価」の2020年12月末までの動きを予測!  再び下落して「二番底」をつけるリスクはあるものの、2020年の年末には「2万1000~4000円」まで回復へ!   ⇒「クラウドファンディング」関連銘柄を解説! 「マクアケ」など、新型コロナで苦境に陥った事業者への支援案件が急増中の「クラウドファンディング」に注目

ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

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