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個人資産2000万円を寄付! origami PRODUCTIONS・CEOが語る、音楽関係者の今

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J-WAVE NEWS

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:SKY-HI)のワンコーナー「IMASIA」。5月24日(日)のオンエアでは、音楽レーベル「origami PRODUCTIONS」のCEO・対馬芳昭がゲストに登場。音楽関係者への寄付活動や日本の音楽業界について語った。

個人資産2000万円を寄付

新型コロナウイルスの影響で困窮する音楽関係者を支援する「White Teeth Donation」を発足した対馬は、個人資金2000万円をすべて音楽シーンに寄付することを公表した。SKY-HIと対馬はリモート対談をおこない、寄付にまつわる話や音楽業界についてトークを展開した。 SKY-HI:個人資産2000万円をすべてミュージシャンに配布すると発表されたわけですが、どういう反応がありますか? 対馬:ライブを重ねて日銭を稼ぎ、1ヵ月のやりくりをしていくタイプのアーティストですと、今の状況は完全に収入が止まってしまうんですよね。今の状況が長引くと、家賃や食費といった、生活に必要な費用が払えないという人がどんどん増えていくわけです。 SKY-HI:そうですよね。 対馬:そういった人たちの話を聞くと、「今から楽器を売るところだった」だとか「大家さんと家賃の相談をしていた」といった、リアルな内容がたくさん出てきたんです。今回のドネーション(寄付)については、僕の個人資産から出ているので、僕自身がお世話になっている人に支払う金額を設定できるんです。家賃が払えない人に対しては「今、銀行口座を教えて」と伝えて、すぐに振り込みました。また、いろんな状況の人の話を聞いて、こちらも勇気をいただいています。

日本と世界で比べる音楽業界の成熟度合

SKY-HIは、「日本と世界ではミュージシャンの待遇に違いはありますか?」という質問を対馬に投げかけた。 対馬:音楽業界の歴史と連動している部分があります。いわゆるユニオンみたいなものはたくさんあるのですが、雇う側と雇われる側で細かいルールがある国は多いんですよ。そういったルールが厳格な国は、ミュージシャンが守られているというか、「いいようには使われないぞ」という意思がハッキリしていますね。海外でエンターテインメントが成熟している国の場合ですと、たとえば役者の場合だとハリウッドとテレビとブロードウェイといったように、それぞれ別の組織が仕切っています。日本の場合は「芸能関係」にすべて入っているんですよね。日本の場合、そういった面が厳格に作られていない部分ですね。 SKY-HI:なるほど。 対馬:逆に、契約社会ではないから気持ちで仕事ができるというメリットもあります。日本と世界を比べると、それぞれ良し悪しはあると思います。 SKY-HI:システム的な部分で見ると、日本の音楽業界は成熟度が高いとは言えないですか? 対馬:どちらかと言いますと、高いとは言えないですね。ただ、マーケットとしてはすごく大きな国です。CDの売上で見ると世界でトップですし、音楽産業として見てもアメリカに次いでいると思います。ただ、富が一点集中している部分は感じます。売れる人はとことん売れて、売れない人はまったく見てももらえないところがあります。売れていないから実力が足りないかと言われると、決してそんなことはなくて、優秀なミュージシャンでもまったく稼げていない状況があるんですね。「origami PRODUCTIONS」はインディーレーベルのマネージメントをしているのですが、すごく優秀だけどなかなかマネタイズができないミュージシャンを目の当たりにしているんですよ。そういう部分で見ると、音楽業界は成熟しきれていないと言うか、課題はあるなと感じています。 SKY-HI:新型コロナウイルスの影響で、フィジカル的にはグローバルに動きづらい状況ではありますが、諸々楽しみにしていますし、僕もたくさん頑張ります。 対馬:そうですね。頑張りましょう。 SKY-HI:ありがとうございました。 『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、アジアのヒップホップカルチャーを紹介する。オンエアは10時40分頃から。 【番組情報】 番組名:『ACROSS THE SKY』 放送日時:毎週日曜 9時-12時 放送局:J-WAVE(81.3FM)

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