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Hi-STANDARDの名曲がバイラルチャート席巻 サブスク解禁に見る、ロックバンドの熱狂を追求し続ける精神性

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リアルサウンド

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest  Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(4月23日公開:4月16日~4月22日集計分)のTOP10は以下の通り。 1位:Hi-STANDARD「STAY GOLD」 2位:YOASOBI「夜に駆ける」 3位:瑛人「香水」 4位:Meland × Hauken「Chernobyl 2017」 5位:Rin音「snow jam」 6位:Hi-STANDARD「MY FIRST KISS」 7位:神はサイコロを振らない「夜永唄」 8位:Hi-STANDARD「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」 9位:FAIR GAME「Wednesday Afternoon」 10位:Hi-STANDARD「DEAR MY FRIEND」  今週は圧倒的な強さを見せたHi-STANDARDに注目するほかないだろう。バイラルチャートのトップ10には4曲がランクインしており、50位以内まで見渡せば、なんと計14曲がランクインを果たしている。10位「DEAR MY FRIEND」(1999年)は大切な友人への想いをしたためたメロディアスなナンバー、8位「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」(2000年)はエルヴィス・プレスリーの同名曲のカバー、6位「MY FIRST KISS」(2000年)はアニメ『キテレツ大百科』主題歌の「はじめてのチュウ」を英訳したもの、そして堂々の1位「STAY GOLD」(1999年)は言わずと知れたHi-STANDARDの代表曲だ。  所属レーベル・PIZZA OF DEATHが全100タイトル、1127曲をサブスク解禁したのが4月22日。瞬く間に日本中のロックファンが湧き上がり、ハイスタをはじめ関連ワードが続々とTwitter上でトレンド入りを果たした。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛が続く中での思わぬサプライズになったわけだが、今回のサブスク解禁はもっと大きな意味を持っていると言えるだろう。  Hi-STANDARDは、今に至るまでのロックバンドを取り巻くカルチャーの礎を築きつつ、2020年現在もシーンの最前線を走り続ける稀有なバンドだ。結成は1991年。メジャーの頂点ではなくインディペンデントな活動、3ピースという最小限の編成で、彼らは誰にも手の届かないスピードで90年代を駆け抜けていった。難波章浩、恒岡章、横山健という鉄壁の3人ーー時には拮抗するほど個性もこだわりも強い3人だったからこそ、「Hi-STANDARDにしかできないこと」「過去に誰もやってこなかったこと」への想いを研ぎ澄ませながら、次々と形にしていけたのだ。4thアルバム『MAKING THE ROAD』が国内外で100万枚以上を売り上げたのはいまだに金字塔と言える大記録だし、多くの後続バンドたちが『AIR JAM』への憧れや、そこで見た原風景を元に活動している。2000年に活動を休止してからは、同じくPIZZA OF DEATHから“ハイスタ以降”のバンドたちが続々と新たな軌跡を描くようになっていった。

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