ANAの洗えるマスク、第2弾はA380のウミガメ 青と緑、15日から受付
全日本空輸(ANA/NH)は2月10日、洗濯可能なオリジナルマスクの第2弾を抽選販売すると発表した。成田-ホノルル線専用機として導入された総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」にデザインするウミガメをあしらったもので、2種類を用意。通販サイト「ANAショッピング A-style」で15日から応募を受け付ける。 第2弾の「ウォッシャブルマスク」は、A380にデザインするウミガメをモチーフにしたオリジナルキャラクター、青い「ラニ」と緑色の「カイ」の2種類を用意する。2020年11月に発売した白と黒の第1弾同様、制菌や抗ウイルス機能を持った繰り返し洗えるマスクで、ケース付き。税込価格は単品が2530円、2種類セットが5060円で、税込770円の送料が別途かかる。大きさはLサイズのみ。 2月15日午前10時から25日午後11時59分まで受け付け、当選者には3月8日にメールを配信し通知する。発送時期は3月下旬以降順次予定する。 第1弾のウォッシャブルマスクは11月24日に販売を開始し、初回分は初日に完売した。その後、供給のめどが立ったことから販売を再開し、2月10日現在も販売を継続。現在販売分は3月下旬の発送を予定している。 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は3機のA380を発注しており、2機を導入済み。全機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施し、1機ごとに色が異なるのが特徴で、青い「ラニ(lani)」の初号機(登録記号JA381A)、エメラルドグリーンの「カイ(kai)」の2号機(JA382A)を、成田-ホノルル線専用機として運航する。 今後日本に到着予定の3号機(JA383A)はオレンジ(サンセットオレンジ)で、オリジナルキャラクター「ラー(la)」をデザイン。3機とも機首の表情が異なり、正面を見る初号機、ほほ笑む2号機、まつげを描いた3号機と違いがある。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で国際線の運休が長期化する中、ANAは収益機会の多様化を進めている。ANAHDの2021年3月期通期の見通しは、本業のもうけを示す営業損益が5050億円の赤字(同6608億600万円の黒字)、純損益は5100億円の赤字(前期は276億5500万円の黒字)と、2003年の連結決算移行後では最大となる見通し。
Yusuke KOHASE