「悪い予感ほどよく当たる」は気のせいではなかった! 悪い直感はほぼ外れることがないワケ
悪い直感はほぼ確実に当たる
しかし悪い直感は違います。 たとえば初対面の人に対して一瞬でも、「あれ? 今のなんだろう?」と感じた違和感や不信感は、気のせいではありません。 それはれっきとした悪い直感です。 しかもその違和感や不信感は氷山の一角で、悪い直感が働いた人物と関われば関わるほど、「こいつマジかよ」と思うところが芋づる式に出てくるんですよね。 自分の悪い直感を信じられる人は初対面の段階で、最初から距離を置くか必要以上に接触しないように気をつけます。 しかし自分の直感を信じられない人は次のように考えるんです。 「もしかしたら良い人かもしれないし」「会ったばかりの人を決めつけるのはよくない」というように性善説に頼ってしまい、そのまま関わり続けようとしてしまうのです。 性善説とは、「生まれながらの悪人はおらず人間の本質は善である」という考え方で、噛み砕いて言うと「世の中に悪い人なんていないんだよ」というものになります。 性善説を信じている人に共通しているのは、悪い人間との遭遇率や、人間の闇を垣間見た経験が極端に少ないということ。 なので、初対面の人に悪い直感が働いても、「実はいい人かもしれないし」と思って期待しちゃうんですよね。 実際僕も、悪い直感が働いたのにそれを無視して女性と付き合ったり、誰かと関わったりしたことが何度もありますが、良い結果になったことは一度もありません。 一度ぐらいあってもいいのではないか?と思うぐらい、本当にありません。 なぜこのような現象が起きるのかと言うと、人間に感じる違和感や不信感って、その人自身の闇や未熟さが漏れていて隠しきれてないからなんですよ。 つまり、どれだけ善人に振る舞っていても、ふとした言葉のチョイスや態度、目線のやり方や自分以外の人間に対する接し方などで、闇や未熟さが出てしまうんですね。 それを無意識に感じ取ってしまうから、悪い直感になるというわけです。 その場では理由が説明できない「なんとなくそう思うもの」が直感だとお話いたしましたが、後になればなるほどそう感じた理由が分かるのも直感なんです。