「悪い予感ほどよく当たる」は気のせいではなかった! 悪い直感はほぼ外れることがないワケ
僕は各媒体で、しつこいぐらいに直感を信じることの重要性をお話しています。 どんな直感を信じればいいかと言うと、悪い直感です。 悪い直感とは、「なんか違うな」「なんか嫌だな」と理由はよく分からない漠然とした感覚であり、ふとした瞬間に感じる違和感や不信感になります。 そして、良い直感はよく外れるけど、悪い直感はほぼ外れることがないと思った方がいいんですよね。 【ネガティブ感情との上手な付き合い方】心理カウンセラーが教える「人生が変わる2つの習慣」
良い直感だと思っていることの多くが、そもそも直感ではない
なぜ良い直感が外れることが多いのかと言うと、そもそもが直感でもなんでもないことがほとんどだからです。 どういうことかと言うと、たとえばものすごくタイプの異性が目の前に現れたとします。 このとき、「彼こそ私が探し求めていた男性だ!」と思って、運命的出会いに結びつけて、良い直感だと信じ込む人がいます。 しかしこれは直感ではありません。 ふいにタイプの男性が現れて、ただのぼせ上がっているだけです。 ほかにも、ものすごく画期的なビジネスモデルを提示されて、「一緒に仕事をしないか?」と友達に誘われた男性がいるとします。 「このビジネスは絶対にいける!」と彼は思うのですが、これもまた直感ではありません。 初めて耳にするビジネスモデルを聞いて、浮かれ上がっているだけです。 これら両方のケースに共通するのは、「高揚感」。 つまり、高揚感が元になった感情は、ただのぼせ上がったり浮かれ上がったりしているだけで、直感には該当しないということです。 あと、誰かに親切にしてもらったり優しくしてもらったりしたあとに感じるのも、直感ではありません。 その場では理由が説明できない「なんとなくそう思うもの」が直感だからです。 直感が働くときは、誰かと出会う前から「今日会う人とはなんかありそうな気がする」とか、「なんとなく今日は人生のターニングポイントになるかも」という予知に似た感覚があるんですよね。 ただ、こんな風に感じたとしても、あとから「気のせいだったか」と思うことも多いので、良い直感は基本的によく外れるんです。