ANA国内線、2月運休34路線に 減便率6割超、61路線1283便追加
全日本空輸(ANA/NH)は2月5日、国内線を追加減便すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染再拡大に伴う需要減少によるもので、10日から28日の61路線1283便を追加する。これにより2月の減便率は63%となる。 運休は34路線で、前回1月26日の発表から15路線増加。前回は一部日程が運休となっていた羽田-神戸や伊丹-福島など15路線を、期間中運休する。このほか、地方空港からの国際線接続用に運航する成田発着の札幌(新千歳)や仙台などの6路線や、札幌発着の神戸や那覇など6路線を含めた計19路線は、2月末まで運休を継続する。 一部の日が運休となるのは16路線で、羽田路線では山口宇部と宮崎の2路線でも一部運休が発生。羽田発着は7路線で間引く。 羽田発着の幹線4路線は、いずれも減便対象となる。1日14往復を計画していた札幌線は同7から9往復に減便。15往復の伊丹線は6から9往復、17往復の福岡線は9から10往復、11往復の那覇線は6から8往復に減便する。 減便せず通常運航するのは7路線で、羽田-中部と宮古、伊丹-函館と広島-那覇、松山-那覇の5路線は1日1往復ずつ、札幌-稚内線は同2往復、伊丹-那覇線は同3往復運航する。 2月は113路線2万328便の運航を計画していた。今回の追加により106路線1万2873便が減便対象となり、減便率は追加前の57%から6ポイント悪化する。
Yusuke KOHASE