【韓流ドラマ】イケメンで演技も上手!“甘く切ない”新作ドラマ
アラフィ―を胸キュンさせる、絶対見るべき新作ドラマ『二十五、二十一』。今、もっとも注目したい俳優、ナム・ジュヒョクにフォーカス!エクラの美容記事でもおなじみのライター・山崎敦子がお届けする韓流ドラマナビ。 【写真】アラフィー女性に見て欲しい韓流ドラマ
独特な存在感に引きこまれる!青春ストーリー『二十五、二十一』
見応えたっぷりの韓ドラ大豊作なこの春。毎夜ハッピーな時間を過ごしている方も多いのではと思いますが、そんな春のラインナップの中でも、私的ぶっちぎりのベスト1となるのが『二十五、二十一』。もちろん演じているのは、この人、ナム・ジュヒョク。 モデル出身、身長188cm、インスタグラムのフォロワー数はもう何年も前に1000万人超えで、ディオールのアンバサダーとしても活躍する見事なまでに華麗なるプロフィール。となると、人気先行型?と思いきや、さりげに小ワザをビシバシと放り込んでくるなど、実は見かけによらずの演技派(私的に努力家タイプの隠れテクニシャンと呼んでいる)で、とにかく目が離せない20代俳優のひとりというわけでして。 どこか甘く、どこかイノセントで、どこか淋しげなそのルックスは、一見もっさりとした平凡さを装いながら(引きで見ると只者でないスタイルのよさと品の良さがダダ漏れますが……)、噛むほどに深みを増す空気感があって、そこにいるようでいないような、つかもうとするとするっと消えて無くなってしまうような、ちょっと他の役者さんでは見られない独特の存在感。 そんな彼の独自性が最も発揮された'19年の名作『まぶしくて─私たちの輝く時間─』では、そのいるだけで切ない、危うく儚げな存在感に何度、泣かされたことか(もちろん卓越した脚本力や演出力、主演のキム・ヘジャ、ハン・ジミン、その他諸々の名脇役たちの名演もあってこそですが)。
彼の“どこか淋しげ”キャラがジワジワと心に溶け出していく
で、今作の『二十五、二十一』です。本筋の舞台となるのは1998年。前年のIMF通貨危機のあおりを受けて、韓国でも深刻な経済不安に見舞われていたまさにその年。ジュヒョクが演じるのは、その影響をモロ被りしてしまった青年ペク・イジン。 裕福な家庭に育つものの(大学の入学祝いがなんと真っ赤なガブリオレ)、父の会社が倒産し一家は離散。名門大学生という前途洋々たる未来を絶たれて、物置みたいな間借りの小部屋に暮らし、夢も希望も置き去りにするほかなくアルバイトを掛け持ちしつつ、それでも生きるために頑張っている……という、のっけから彼の“どこか淋しげ”キャラが思う存分発揮された役どころ。