Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

年齢を重ねても健康を保つ秘訣は、体内の「鉄濃度」にあった!?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ウィメンズヘルス

もし知り合いの中に、他と比べて老けて見える人に気づいたら、それは気のせいではないだろう。Nature Communications誌で発表された新しい研究結果によると、老化のスピードは人それぞれで、早い段階で心臓病や認知症を患うケースもあるそうだ。詳しくをみていこう。 【写真】健康のために毎日食べるべき10種の食品 その理由は、体内の鉄の濃度によるものだろう、と研究者たちは言う。ミネラル量が多い方が健康に良いというわけではないようだ。 3種の大規模な公開データベースを調べたところ、6万人の高齢者を対象に研究が行われていた。それぞれの遺伝子を比較した結果、特にはっきりと違いが出ていたのは、鉄分に関係する遺伝子についてだ。 エディンバラ大学 MRC Institute of Genetics & Molecular Medicineの研究者、ポール・ティマーズ博士は「血液中の鉄分濃度が高くなりやすいDNAを持っている場合、加齢に伴う病気が早く現れています」と説明している。「このことは、血液中の鉄濃度と老化の間に因果関係があることを裏付ける強力な証拠です。一般的に、体内の過剰な鉄分が、加齢によるトラブルを加速させていると言えるでしょう」とティマーズ博士は言う。 「体内の鉄にはたくさんの役割があるのです」と博士はさらに続ける。赤血球の中で酸素を結合させ、それを血流の中に運ぶのも鉄の役割だ。しかし、血液中の鉄分量が多すぎると健康な細胞にダメージを与えてしまうらしい。この状態が続くとやがて病気の原因になるそうだ。 体内に吸収する鉄分の量や、鉄の貯蔵や輸送の効率性は、持っている遺伝子によって決まる。しかし、遺伝的な話を差し置いても、自分の体内の鉄濃度を知ることは大事なことだ、ティマーズ博士は話している。 一方で、鉄濃度が高い場合だけでなく、低くても体には悪影響がでる。管理栄養士のシーナ・ジャラミロ氏によると、アスリートは鉄分不足になることがよくあるらしい。「ランニングなどの持久力が必要な運動は、筋肉に大きな負荷がかかるので、消耗した鉄分を補給しなければ、貧血や脱力、疲労の兆候が出ます」とのこと。 長く続くと、ケガや臓器障害のリスクが高まる。この種の貧血は体内の酸素濃度を落とし、心臓に負荷をかけてしまうからだ。 カロリー制限をしたり、牛肉など脂肪分の多い食品を制限している場合は、よりはっきりとこの影響を受けるだろう、とジャラミロ氏は言う。牛肉などの赤身の肉は鉄分が最も多く含まれている食品の一つだ。 ジャラミロ氏によると、幸いにも、食事の選び方で体内の鉄分量を増やすことができるそうだ。鉄分の多く含まれた食品としては、以下のようなものがおすすめだそう。 赤身の肉、豆、豆腐、ホウレンソウ、ケール、甲殻類、ジャガイモ、パンプキンシード、ブロッコリー、キヌア、ターキー、シリアルなど栄養補助食品、ヘンプシードなど。 このような食品を毎日の食事に取り入れても、鉄分不足の症状(顔色が悪い、力が入らない、舌の炎症、爪が割れる、手足の冷え、浅い呼吸など)が治らない場合は、サプリメントに頼る前に病院で鉄分濃度を診てもらおう。 ※この記事はランナーズワールドから翻訳されました。

【関連記事】