人気店のパンも半額に!売れ残りの食品を安く提供…アプリで店と客をつなぎ食品ロスを削減へ 静岡
「もっと店が増えるとありがたい」
こちらの店は低糖質でヘルシーなパンが人気だ。 当日に焼いたものしか販売しない上、閉店時間までショーケースに多くのパンが並んでいることを求められるため、店は売れ残りに頭を悩ませていた。 KoKaRa Bakery・山田圭一朗さん: 自分たちで朝から作ったものを最後の最後にゴミ袋に入れてしまうということが一番心苦しかった。それがお客様に届いて食べてもらえるということでうれしい
ラスクなど他の商品に加工できないパンを詰め合わせにして半額ほどで出品。 アプリの利用客からは「これが半額なんて。もっとお店が増えるとありがたい」「SDGsで物を大切にしなければ自分たちが本当に苦しむことになってしまうと思う」など反応は上々だ。
売れ残るパンの量は半分以下になった上に思わぬ効果もあった。 店によると「タベスケ」をきっかけに利用してくれる客もあり、夕方の来店客がこれまでに比べ増えたという。
「お試しでもいいので食べて」
甘味処「伊豆河童」はトコロテンを中心とした優しい味わいの商品が人気の店だ。 この店では品質を確保するため、賞味期限が残り3分の1となった商品は店頭に置かないルールとなっている。 トコロテンの売れ行きは当日の天気や気温に左右されるため、捨てざるをえないことも多かったという。
伊豆河童・高橋康子さん: 賞味期限が短くなっても、それでもほしいといってもらえる人など、多くの人に知ってもらって、お試しでもいいので商品を食べてもらいたい この日は賞味期限が近いもののほか、箱の角がつぶれてしまった商品などを出品したがすぐに売り切れた。
「1円」で販売するワケ
こちらのスーパーではこれまでも野菜を少量ずつ仕入れることで在庫を少なくし、売れ残りは総菜として加工するなど食品ロスの削減に努めてきた。 アプリで主に出品しているのは、品質的には問題ないものの消費者が手に取ってくれない商品だ。 賞味期限が前日に切れてしまった商品や配送中や陳列中のミスで少し傷がついたりへこんでしまったりした商品を「1円」で販売している。
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