Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

韓国発・日本人シティポップ歌手が世界で注目 “黒幕”ゲーム会社社長が語った戦略

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
文春オンライン

「あえて言えば、シティポップだけどK-POP」韓国発・27歳日本人歌手が世界で注目の理由 から続く 【画像】YUKIKAの写真をもっと見る  韓国発の“シティポップ歌手”として、世界で注目を浴びている日本人女性、YUKIKAこと寺本來可(てらもと・ゆきか)さん(27)をご存じだろうか。  ファースト・アルバム『SOUL LADY』は、リリース直後、米国、英国、カナダ、オーストラリア、フィリピン、ペルー、コロンビア、アルゼンチンなど計8ヶ国のiTunesのK-POPアルバムチャートで1位となる異例の記録を作った。  そんなYUKIKAさんのマネジメント会社「エスティメイト」の社長で、音楽家・ESTi名義で活躍するパク・ジンベ氏(40)。実は、ベテランのゲーム音楽作曲家で、「エスティメイト」はゲーム関連会社であり、YUKIKAさんは氏の会社が初めて契約したアーティストだ。  なぜゲーム会社の社長が、ひとりの日本人女性を“シティポップ・クィーン”として世に送り出すことを決意したのか。その経緯と、日本カルチャーから多大な影響を受けてきた人生について聞いた。(全2回の2回目/ 前編 から続く) ◆◆◆

シティポップは、日本が豊かな時代の音楽

――日本人のYUKIKAこと寺本來可さんが、韓国発の“シティポップ歌手”として話題になっています。“シティポップ・シンガー”としての方向性を定めた背景は。 パク・ジンべ社長(以下パク) 意図的に「シティポップを作ろう」としたのではありませんでした。僕は、シティポップという明確なジャンルは無いと思っています。僕自身が親しんできた、80~90年代に日本で流行した音楽をベースに作って生まれたものが、いまYUKIKAが歌っている音楽です。  とはいえ、韓国では一般的には“シティポップ”と言うほうが馴染みがありますし、シティポップと解釈してもらって問題ありません。 ――YUKIKAさんのファースト・アルバム、『SOUL LADY』のコンセプトを教えてください。 パク 日本からソウルへ来た女性が、ソウルでの生活で感じる様々なトキメキを歌にしました。そしてサウンド面ですが、僕がよく記憶している、シティポップと呼ばれるJ-POPたちは、日本が豊かな時代の音楽だったと思います。  当時のJ-POP作家たちが世界水準のサウンドを作ろうとしていたように、いま世界的な音楽水準に肩を並べているK-POPチームで、当時のJ-POP作家たちの思いを想像しながら挑戦したアルバムです。なので、「J-POPをそのままK-POPにしよう」ではなく、当時をリスペクトする思いで作りました。 ――出会いのきっかけは、どんなふうに? パク YUKIKAは以前、日本のゲームシリーズ『アイドルマスター』から派生した韓国のプロジェクト『アイドルマスター.KR』の一員でした。  実は僕、日本のオリジナルゲーム版『アイドルマスター』の作曲に、韓国人で唯一参加していたので、彼女たちのプロジェクトも知っていたのですが、2018年にそのプロジェクトが終わり、YUKIKAが次のステップを模索している時期に出会いました。  まずは試しにゲームの歌をお願いしたら、良かったんです。その後、本格的なソロシンガーとしてデビューさせるべく、わが社で初のアーティストとして契約をしました。

【関連記事】