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クライミングを危機から救え!全国各地に広がる“ジム支援”の輪。

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「普段お世話になっているクライミングジムのためだけではなく、自分たちの未来のために何かをしないと」  今年10月で二十歳になるスポーツクライミング日本代表の土肥圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)は、新型コロナ渦によって苦しい経営状態にあるクライミングジムの行く末を案じている。  クライミングジムは緊急事態宣言下に、自治体が定める休業要請リストに未掲載ながらも、多くのジムが営業を自粛。これにより経営は苦しいものになった。  緊急事態宣言下の4月24日には、東京の秋葉原や新宿、荻窪などに店舗を展開するフロンティアスピリッツが、1998年オープンの『PUMP大阪店』の閉店を決断。さらに、5月27日には、クライミングウォールの施工などでクライミング業界を牽引する東商アソシエート運営の東京・江東区の『ロックランズ』も閉店を発表した。

売り上げ減のジム存続へ支援の輪。

 業界最大手のジムと老舗施工メーカーは苦渋の決断を下したが、営業再開に漕ぎ着けたほかのクライミングジムも苦境に立たされている。  日本クライミングジム連盟が示す『withコロナの時代』の感染拡大防止策のガイドラインに準じて営業しているものの、感染防止策で入場者数制限をしていることなどもあって大多数のクライミングジムの売り上げは、前年同月比で3~4割ほどに落ち込んでいる。  全国660ほどあるクライミングジムが危急に瀕しているなか、各地でジム存続に向けて『CAMP FIRE』などのクラウドファンディングサービスを活用した支援の輪が広がっている。  九州6県41のジムが協力した『KEEP CLIMBING/九州クライミングジム存続支援プロジェクト』(終了・CAMP FIRE)は、募集開始から5日目で目標金額に到達。『登り続けよう』のテーマに賛同した多くのクライマーからの支援が集まった。  大阪では小規模のクライミングジム16店による『SAVE OSAKA CLIMBING GYMS/大阪クライミングジム支援プロジェクト』(期限6月29日・CAPMFIRE)がスタート。大阪のジムにゆかりの深いプロクライマーの一宮大介やスポーツクライミング日本代表の原田海(日新火災)、井上祐二(福井県山岳連盟)、清水裕登(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)、北江優弥(東京都山岳連盟)もサインなどでリターン品に協力している。

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