だまし取られた女性のキャッシュカードで現金を…35歳の男逮捕 「詐欺グループの指示に従ってやった」
札幌の80代の女性からだまし取られたキャッシュカードを使って、ATMから現金を引き出そうとした35歳の男が逮捕されました。 警察は、男が特殊詐欺グループに関わっているとみて余罪を調べています。 逮捕されたのは、住所不定の自称とび職、立浦勇作(たてうら・ゆうさく)容疑者35歳です。 立浦容疑者は、今月17日昼すぎ、札幌市白石区のコンビニエンスストアのATMで、札幌市内の80代の女性からだまし取られたキャッシュカードを使って現金を引き出そうとした、窃盗未遂の疑いが持たれています。 警察によりますと、立浦容疑者は、ATMでキャッシュカードの暗証番号を何度か入力しましたが、うまくいかず、その場から立ち去っていました。 同じ日の午後、立浦容疑者は、特殊詐欺とみられる不審な電話があった江別市の住宅のそばで、警戒中の警察官に職務質問をされましたが、詐欺への関与を否認して立ち去りました。 警察は、職務質問のあとも捜査を続け、防犯カメラの映像などをもとに、22日、窃盗未遂の容疑で立浦容疑者を逮捕しました。 立浦容疑者は、調べに対し「詐欺グループの指示に従ってやった」などと容疑を認めていますが、盗まれたキャッシュカードを誰から受け取ったかなどについては話していません。 警察は、立浦容疑者が、特殊詐欺グループでキャッシュカードを受け取る「受け子」や、現金を引き出す「出し子」をしていたとみて、余罪を追及しています。 2月22日(月)午後5時45分配信
北海道放送(株)