老後は大丈夫?新NISAで老後資金を用意するには「積立投資」がおすすめ?!2000万用意できるかシミュレーション
10月1日に石破内閣が発足しました。新体制に切り替わり、期待と不安が入り混じる人も多いでしょう。 ◆【シミュレーション結果】新NISA「積立投資」で2000万円つくれるのか試算してみました! 今の生活がどうなるかも重要ですが、さらに考えなくてはいけないのが老後の問題です。 年金の支給水準は減少していくなかで、自分で老後資金を用意する重要性が増しています。 そこで利用したいのが新NISAです。本記事では、新NISAで老後資金を用意するためにおすすめの投資方法を紹介します。 老後資金2000万円を貯める方法もシミュレーションするので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAとはどのような制度か
2024年から始まった新NISAを利用するメリットは、投資で得た利益と配当金が非課税になることです。 通常の投資では利益と配当金に約20%の税金がかかりますが、新NISAではこの税金がかかりません。 たとえば、投資で100万円の利益が出た場合、通常は約20万円を税金として徴収されますが、新NISAを利用すれば税金はかからずに100万円をすべて受け取ることが可能です。 そのため、効率的に資産運用をおこなえます。
新NISAで老後資金を用意するなら積立投資がおすすめ
老後資金を新NISAで貯める場合、積立投資がおすすめです。 積立投資は、毎月同額を投資し続ける方法となります。積立投資をすれば、価格が高いときは購入口数を抑えることができ、価格が低いときには多くの口数を購入可能です。 結果として、平均購入単価を安く抑えることができます。 多くの証券会社や銀行などでは、積立投資の自動設定が可能です。最初に購入する銘柄と積立金額を決めれば、あとは毎月自動で積立投資をおこなえます。 また、積立投資は長期運用が前提です。長期で運用することで利益に利益がつき、雪だるま式に資産が増えていく期待があります。
新NISAの積立投資で2000万円用意する方法をシミュレーション
ここでは、新NISAの積立投資で2000万円を用意する方法を確認します。 運用利回りは年率3%を前提とし、積立金額別に2000万円用意するために必要な期間をシミュレーションしてみましょう。シミュレーションの結果は、以下のとおりです。 月3万円の積立投資の場合、32年9か月で2000万円を用意できるという試算結果となりました。 さらに積立金額を月5万円に増やせば、試算上、23年2か月で2000万円が用意できます。月10万円だと、わずか13年7か月しかかかりません。 なお、日本の年金積立金を運用しているGPIFは国内外の債券や株式に分散投資していますが、過去23年間の平均運用利回りは年率4.33%となっています。 そのため、本シミュレーションで適用している年率3%の運用は決して難しい数字ではないことがわかります。