11年ぶりの全国を狙う帝京、東京学芸大附に5-0で勝利しBブロック2回戦へ
10月10日、令和2年度 第99回全国高校サッカー選手権大会の東京都2次予選Bブロック1回戦、帝京と東京学芸大附の一戦が行われ、帝京が5-0で勝利し初戦を危なげなく突破した。 【フォトギャラリー】帝京 vs 東京学芸大附 開始から主導権を握るのは名門・帝京。中央で失うのを避け、シンプルにサイドから攻める。右サイドは9番岡至恩、左サイドは11番辰巳康太郎が仕掛ける。帝京は17番石田大雅が中央でゲームを作り、9番岡至恩がFWの位置から右サイドに流れスペースを使い、11番辰巳康太郎は左サイドを駆ける。18番狩野隆有が絶妙な位置でセカンドボールを回収する。 東京学芸大付属はCB3番宮川昂大やアンカーの5番高木秀輔が守備で奮闘。攻撃時は9番喜多代泰士が身体を張り、23番飯尾駿太は右サイドで快速を活かし、11番水無瀬源がカウンター時に裏のスペースを狙う。 前半16分、中央にこぼれたバウンドするボールを、帝京18番狩野隆有がショートバウンドで振り抜くと、強烈なシュートがキーパーの手を弾き見事にゴールネットを揺らし先制点を奪う。更に、同26分、帝京18番狩野隆有がまたも中盤のこぼれ球から強烈なミドルシュートを放つとゴール左上角を突き刺すスーパーミドルとなり、リードを2点に広げる。前半終盤は東京学芸大付属も右サイドに23番飯尾駿太、11番水無瀬源を集約させ、9番喜多代泰士がFWの位置で絡む事で攻撃の機会を作りはじめる。しかし、次の1点も帝京だった。同37分、帝京9番岡至恩が左サイドからのスローインから鋭い反転からシュートを放つとこれが決まり、東京学芸大附を突き放す。そしてこのまま前半は3-0帝京リードで折り返す。 後半に入っても帝京ペースは変わらず。後半開始と共に立て続けに帝京8番平田海晴が相手のDFラインの隙をつき裏へ抜け出し、2点連続でゴールを決め、リードを5点に広げる。対する東京学芸大附は後半28分、10番片岡優汰郎が中央でのこぼれ球にシュートを放つも枠を捕らえきれず。その直後には、東京学芸大付属11番水無瀬源が中央で鮮やかに相手をかわし、スルーパスを出し、10番片岡優汰郎が反応するもボールを収める事が出来ない。東京学芸大附はチャンスを作るもなかなかゴールまで辿り着けず。そして、このまま試合終了のホイッスル。帝京が5-0で危なげなく勝利し、次戦に駒を進めた。