「まずは周りの人に危機が起きていることを素早く知らせる」 保育園で不審者対応訓練
鳥取県鳥取市の保育園で、不審者が侵入した場合の対応訓練と、子どもの命を守るための防犯教室が開かれました。 【写真を見る】「まずは周りの人に危機が起きていることを素早く知らせる」 保育園で不審者対応訓練 鳥取市の千代保育園で行われた不審者対応訓練には、職員や園児、警察官など100人余りが参加しました。 刃物を持った不審者が来園したとの想定で行われた訓練。 「子どもに会わせろ」と、玄関で大声を出す男に職員が対応している間に、別の職員が園内放送をして異常事態の発生を知らせるとともに、110番通報をしました。 そして、男が刃物を出すと、数人の職員でさすまたや楯、イスなどを使って男の動きを封じ、警察官の到着を待ちました。 職員 「長かったです。それだけ苦しかったということです。集団で不審な人にあたる、個人ではあたらない。まずは周りの人たちに危機が起きているということを素早く知らせるということを訓練していきたい」 続いて行われた防犯教室では、知らない人について「いか」ない、「お」おごえで呼ぼうなど5つの行動の頭文字をとった防犯標語「いかのおすし」について、園児たちが紙芝居を交えて教わりました。 Q:不審な人と出会った時はどうしますか? 園児「すぐ逃げる」 鳥取警察署 生活安全課 西原億 課長 「年末年始は人の動きが活発になります。その分、事件・事故が多くなる傾向があります。自分で身を守るという行動を覚えていただいて今後に生かしてもらいたい」
山陰放送