桜井日奈子「負けるわけにはいかない」決意が固まらず、母に泣きながら電話…デビュー初期の“甘え”を変えた出来事
上京時は目まぐるしさから「精神的にもちょっと不安定に」
――本作の公式YouTubeで桜井さんは、上京当時は東京にワクワクしながらも「怯えていた」とコメントしています。当時について聞かせてください。 ちょうど、環境が目まぐるしく変わったタイミングでした。初めていただいた俳優の役がひょんなことからストリッパーになる女学生で、当時の私にはとても難しい役でした。さらに、両親との約束で受験をして大学に入り、初めての1人暮らしをスタートして…。 いろいろな“初めて”に押しつぶされそうになっていました。精神的にもちょっと不安定で、絶対そんなわけないのに、道行く人に悪口を言われているような気がして。「桜井日奈子が何とか…」って聞こえるというか。だから、期待3割、不安7割みたいな感じでしたね。 ――それから10年近く経ちますが、今、東京でどんなことを思いますか? 今はもう、あの頃のような気持ちは消えました。東京も好きですが、離れてみて地元の良さに気づいたと思います。昔は「東京のほうが楽しい!」と思っていましたが、やっぱり岡山に帰ると肩の力が抜けるんですよね。今では岡山ののんびりとした空気も好きになりました。
ボディメイクは“リズム”をがらりと変えて成功!
――桜井さんといえば、今年発売した10周年記念写真集が話題に。美と健康の秘訣を教えてください。 そんなことを聞いていただけるなんて…!私が知りたいぐらいですが…(笑)。今回の写真集は特に女性から、トレーニングを頑張ったお尻のラインなどを褒めていただけて、嬉しいです。“女性が憧れる体”を目指していたので、ちょっと目標を達成できたかなと。まだまだ、もっともっと美しくなるぞ!と意気込んでいます。 美と健康の秘訣ですが…食事と運動でしょうか。基本的なことをきちんと習慣化するのが大事だと気づきました。以前は、撮影の仕事に向けてダイエットを頑張って、終わったら好きなもの食べて…の繰り返しだったんですが、“イベント”にすると頑張らない時期が増えてしまって。 今は撮影の仕事がなくても、3日に一度の運動を習慣化しています。そうしたら他の2日もだらけなくなりました。次の運動日に向けての回復時間と考え、ストレッチをしたり、しっかりタンパク質をとって体を休めたり。このリズムができてから、体がどんどん締まってメンタルも整ってきました。 仕事が忙しかったり、ホルモンバランスが乱れたりして気分が落ち込みがちなときも、運動をすると、それがスッと軽くなって前向きな気持ちになれるんです。つまらないことでクヨクヨしなくなったのは運動のおかげです。 ――3日に一度の運動は、ジムに通っているのですか? そうです。家でトレーニングできればそれが一番いいんでしょうけれど、私は“人の目”がないと頑張れないタイプで(苦笑)。ジム通いもですし、台本も家ではどうしても集中して覚えられないので、カフェに行って読んだり、お散歩しながら唱えたりしています。 ――運動の習慣は、本作でのダンスシーンにも生きそうですか? はい、筋肉がしっかりついたので、多少激しく動いても息が上がらないと思いますし、何より「動けます!」と自信を持って言えるコンディションになったのが大きいです。 この仕事をしていて感じるのが、やっぱり体のメンテナンスを続けてきた方は若い、ということ。去年、舞台『ハロルドとモード』で戸田恵子さんとご一緒させていただいたのですが、背筋がピンとして綺麗で、歌も大きな声量で響かせていて。楽屋が同じだったので、準備の仕方を間近で見せていただいたら、食事の管理もトレーニングもきちんとされていました。 “俳優は身ひとつで戦う仕事だから体が大事“ということを、近くで学ばせていただきました。私もコツコツとトレーニングを頑張って、「続けることが大事」をモットーに、自分を磨き続けようと思います。 撮影:今井裕治 ヘアメイク:Hitomi(Chrysanthemum) スタイリング:阿井真理 衣装:SHIROMA トップス…¥110,000、ボトムス…¥99,000(いずれも税込)/080-3901-9195 ニッポン放送開局70周年記念公演『138億年未満』 【東京公演】2024年11月23日(土・祝)~12月8日(日)/本多劇場 【大阪公演】2024年12月12日(木)~12月16日(月)/サンケイホールブリーゼ 作・演出:福原充則 出演:作間龍斗、桜井日奈子、若林時英、中野周平(蛙亭) ほか
めざましmedia編集部