【週末J2まとめ】ダブルボランチの活躍で大勝した仙台が今季初の首位に。3連勝の秋田は9位に浮上|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田生命J2リーグは、5月14日、5月15日に第16節を開催。ベガルタ仙台が今季初めて首位に立った一方、中位ではブラウブリッツ秋田が3連勝で9位に浮上した。
前々節終了時点では横浜FC、前節終了時点ではアルビレックス新潟が首位に立っていたが、今節終了時点で首位に立ったのは仙台だ。 ツエーゲン金沢と対戦した仙台は細かくボールをつなぎながら敵陣に侵入。時折、ミスから相手のカウンターを受けることもあったが、徐々に相手を押し込んでいく。 バイタルエリア以降までボールを運びながら、最後のところで違いを作ったのはダブルボランチ。38分にMF中島元彦が見事な直接FK弾で先制点を奪えば、後半に入ってから50分、62分にはフォギーニョが2つのゴールを奪取してみせた。ともにこれが移籍後初ゴール。ボールを動かす役割だけでなく、ゴール前にも入っていく彼らの積極性がチームに勝利を生んだ。これで仙台は今季初めて首位に浮上。ここから勝利を積み重ねて順位をキープできるか注目だ。 一方、前節終了時点で首位に立っていた新潟は、FC町田ゼルビアに対して1-2で敗戦。前半に直接FKを決められると、後半早々にも痛い失点を献上し、反撃も間に合わなかった。 中位以下では、9位に浮上した秋田に注目。今節のジェフユナイテッド市原・千葉戦は、前節の横浜FC戦同様、相手にボールを持たれて守備に回る時間が長かったが、73分にワンチャンスを生かして途中出場のFW吉田伊吹がゴールを奪取。この1点を守り抜き、3試合連続1点差ゲームを制して3連勝を飾った。これで4位のファジアーノ岡山とは勝点差1。次節、さらに連勝を伸ばせるか楽しみにしたい。 また、FC琉球は今季初の連勝で暫定ながら8試合ぶりに最下位から脱出。トップチームの選手複数名が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受けたため試合が中止となったいわてグルージャ盛岡が最下位に落ちている。 ■J2リーグ第16節結果 甲府 1-1 山口 長崎 0-0 大宮 大分 1-2 熊本 東京V 0-2 水戸 琉球 1-0 栃木 仙台 4-1 金沢 町田 2-1 新潟 横浜FC 2-1 徳島 岡山 0-1 群馬 千葉 0-1 秋田