もう失敗しない!「アボカド」の選び方と正しい保管方法を解説
健康にも美容にも良いとされ、積極的に食生活に取り入れたいのがアボカド。スーパーで手軽に手に入る、スーパーフードだ。だけど、いざ家に買って帰って切ってみたら「固くて食べられない」「熟れすぎて真っ黒だった」など、“失敗”することも多々。 【写真】おいしさと栄養を保つ!野菜と果物の適切な冷凍方法 そんな失敗をもう繰り返さないために、アボカドの選び方や保管方法、食べ方などをAvocados from Mexico日本運営事務局の広報担当の方に伺った。
栄養価の高いアボカド
アボカドにはビタミン、ミネラル、カリウム、葉酸などの栄養素が豊富に含まれている。 また、アボカドに含まれる一価不飽和脂肪酸のは満腹感が持続させ、血糖値を安定させてくれる作用も。さらに、悪玉コレステロールを減少させる働きがあり、高比重リポタンパク質(HDL)の数値を良好に維持するのにも役立つという研究結果も出ている。 そんな栄養価が高く、体にうれしいポイントの多いアボカド。毎日おいしいアボカドを食べるためには、どう選べばいい?
アボカドの失敗しない選び方とは?
「アボカドは切ってみないと中身が見えないので、“絶対に失敗しない選び方”というのは存在しません。しかし、選ぶポイントを知っておくと、アボカド選びに失敗しにくくなります」 ポイントの鍵を握るのは、色・固さ・ヘタだという。 「まず一番の判断基準は色です。緑色の場合はまだ熟成されていない状態。すぐに食べたい場合は艶があって、黒いものを選びましょう。 次に、固さです。手のひらでかるく触ってみて、やわらかい場合は熟成しています。アボカドを指の腹で押すと傷んでしまうので、強く押すのはやめましょう。 また、ヘタがついているものを選ぶことも大切。さらに、すぐ食べたい場合は、ヘタが少し沈んでいるものを選びましょう。アボカドは熟すと果肉から水分が失われ、ヘタが沈んでいくので、見分けるサインになりますよ」
アボカドの正しい保存方法
買ってきたアボカドをすぐに食べない場合、どのように保存すべき? 「アボカドは基本的に常温で保管するもの。とくに、まだ熟していないアボカドを購入した場合、冷蔵庫には入れないでください。熟していないうちに冷蔵庫に入れてしまうと、低温障害でそれ以上熟成しなくなってしまいます。もちろん、すでに熟成されたアボカドを買った場合は冷蔵庫に入れてもOKです」 熟成が進んでいないアボカドを買ってしまったけど、早く食べたい! そんなときに熟成を早めさせる方法があるという。 「アボカドが熟成するには、だいたい3日~1週間かかります。しかし、少し熟成を早められる方法があります。それは、アボカドをバナナなやりんごと一緒に紙袋に入れて軽く口をしめ、8~15℃のところ(常温)に置くこと。 バナナやりんごは、エチレンガスを発生させます。このエチレンガスが、熟成を進めるのに役立ってくれるんです。アボカドからもエチレンガスは出ますので、バナナやりんごが自宅にない場合は、アボカドだけを紙袋に入れて保管してもOKです」