【ズバッと!言いたい放題】日経新春杯&京成杯
しの 今週から競馬は土日の通常モード。西は初めて左回りで施行される伝統のGIIです。 大王 何といっても注目は6億円ホースのアドマイヤビルゴだろう。アンドロメダSを直線一気で快勝。この舞台は2走前のムーンライトHCで勝っているし、重賞初制覇の絶好機だ。 水谷 友道調教師は「以前は小さい印象だったが、ここへきて中身が詰まってきた。向正面で折り合いがつき、そこからエンジンがかからないので、そのあたりがカギ。56キロは少し見込まれた」とやや慎重モード。 大王 ヴェロックスは9カ月半ぶりの中日新聞杯で3着。皐月賞2着、ダービー&菊花賞3着の実績は最上位だし、距離が2200メートルに延びても問題ない。 しの ハンデ57キロなら許容範囲。叩いた上積みは大きいですし、3歳時は冬場に連勝したように、今の時計のかかる馬場も得意だと思います。 水谷 片山助手も「順調に調整できているし、上積みが見込める」と言っとったで。 しの 中京巧者でいえば2戦2勝のサンレイポケット。道中で不利があったアルゼンチン共和国杯を除けば安定して走れています。 東京サンスポ・漆山 ダイワキャグニーは坂路で4F50秒9の好時計を馬なりでマーク。「動きは非常に良かった。元気いっぱいですね。去勢の効果がよく出ている」と菊沢調教師。全8勝が左回りのサウスポーだけに、中京開催の今年は絶好のチャンスですね。 しの あとは好走と凡走を繰り返しているバレリオ。ベタな見方ですが、近走の流れなら好走する順番です。 大王 中山は3歳重賞。一昨年の阪神JF馬レシステンシアの半弟グラティアスに期待したい。前走は逃げて上がり3F34秒2も最速タイ。潜在能力と器はかなりのものだ。 東京サンスポ・内海 追い切りは余力残しでしたが、勝手に馬が動く感じで1馬身先着。「この前と同じか、少し上くらいの感じで送り出せる。立ち回りがうまいから中山も問題ないし、特に何の心配もない」と、加藤征調教師もレースが楽しみって口ぶりでした。 大王 ヴァイスメテオールは好位から抜け出した新馬Vの内容がいい。レースぶりから1Fの延長も問題ないだろう。 漆山 Wコースで充実の3頭併せ。「しっかり最後まで動けていた。ヴァイスの未来が明るくなるような競馬ができれば」と木村調教師。父がキングカメハメハだけに今の中山の馬場は合いそう。 水谷 栗東で動きが目立ったタイソウは「初戦が好内容。サダムパテックのデビュー当初とダブる。勝てば弥生賞(ディープインパクト記念)から皐月賞の同じローテを歩みたい」と、西園調教師が強気やったな。 大王 タイムトゥヘヴンは母が桜花賞馬キストゥヘヴン。この舞台の未勝利戦を8馬身差圧勝で、重賞でも。 しの キャリアが浅い馬同士なのでレースぶりを再確認してじっくり検討したいですね。 水谷 ところで火曜朝は大阪の市街地でも雪化粧。 しの 東京も何となく雪っぽいものがチラついてました。 水谷 2月まで本格的な寒さとの戦いやなあ。 しの 見かけによらず寒さに弱い話はもう聞き飽きましたからね。 水谷 今年はちょっと違うで。 (夕刊フジ)