【解説】4月から変わる暮らし…「給与のスマホ決済払い」解禁 気になるメリット・デメリットは? 食品の値上げや受診料の負担額増加も
4月1日から新年度に入り、私たちの暮らしに関わるさまざまなものが変わります。 ◇毎日食べる“アレ”も値上げ ◇従来の保険証“上乗せ” ◇給与の受け取り方も 以上の3点について詳しくお伝えします。
■4月から約5100品目の食品が値上げ
まずは、またしても値上げラッシュです。マヨネーズ、バター、ヨーグルト、ウインナー…。私たちの食卓を彩る身近なものばかりですが、いずれも値上げします。 【4月から値上げする品目(一例)】 ◇キユーピーマヨネーズ:税込み475円→520円 ◇雪印北海道バター:税抜き410円→460円 ◇明治ブルガリアヨーグルトLB81:税抜き270円→280円 ◇プリマハム香薫あらびきポーク:約5%値上げ 帝国データバンクによると、4月に値上げされる食品は約5100品目にのぼります
■従来の保険証で受診…窓口の負担額が6円ほど上乗せに
値上げだけでなく、4月からは制度も変わります。 まずは、マイナンバーカードを保険証として使う「マイナ保険証」というのが導入されていますが、これではなく、従来の保険証を使って医療機関を受診すると、3割負担の場合、窓口の負担額が6円上乗せされることになります。これは、「マイナ保険証」を普及させることが狙いだということです。 4月から医療機関に対して、「マイナ保険証」を使うためのシステムの導入が原則、義務化されます。ただ、今月26日の時点で運用を開始している医療機関は、全体の6割ほどにとどまっています。残りの4割の“導入できていない医療機関”を受診する際は、従来の保険証を持って行かないといけませんが、その代わり、窓口での負担額を上乗せされることはないということです。
■4月は交通ルールや給与支払いにも制度変更が
交通ルールも変わります。すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となります。 そして、会社勤めの私たちに関わることですが、「給与のスマホ決済払い」が解禁されます。給与を受け取る選択肢が増えることになりますし、ちょっとお得になる可能性もあるということです。