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PCR検査の現場で、職員が口にした不安「試薬や綿棒などモノが入ってこない」 国の“現状への理解”求める声も

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中京テレビNEWS

 “いま、何が起きているのかを理解した上で、このゴールデンウイークを過ごして欲しい” 。最前線で闘っている人たちは、そう訴えます。  ゴールデンウイーク本番を目前に控えた5月1日。名古屋・守山区にある、様々な感染症の原因となるウイルスなどを検査する名古屋市衛生研究所を取材しました。  すると、連日新型コロナウイルスの検査に当たっている職員が、ある不安を口にしました。 「土日返上でやってるにもかかわらず(PCR検査数が)少ないといわれますけれども、検査する試薬や綿棒だとか、そういったモノが現実入ってこなくて、苦労されてる衛生研究所の方々が多いんですね」(名古屋市衛生研究所 微生物部長・柴田伸一郎さん)  現在愛知県では、名古屋市を含め岡崎・豊田・豊橋の5か所で検査をしていますが、ほとんどの検査所では検査に必要な試薬や綿棒が当面の分は確保できているというものの、入手しにくくなっているといいます。

 そんな中でも検査は、毎日行われています。愛知県内でこれまでに検査した数は、1日午後3時現在で、1万1022件。 「(3か月前は)検体が来る日と来ない日があったんです。現在は、毎日のように検体が来る。日によってばらつきがあるんですけれども、平均すると100近く検体が来るような日が続いている。非常に厳しい状況に置かれてしまう」(名古屋市衛生研究所 柴田さん)  世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス。各国で、検査を行っているため試薬や医療品の不足が起き、現場の人たちも疲弊しているといいます。  国は今後、1日2万件まで検査ができるようにすると言っていますが、現場では。 「現場の実態を把握して発言していただけないと、我々が困るだけで」(名古屋市衛生研究所 柴田さん)  検査現場の状況が、国に正しく理解されていないのではないかと、懸念を示しました。  ゴールデンウイークが明け、もし感染者が増えた場合、検査が追い付かない可能性もあるといいます。 「もうそれは、みなさんの協力の下に。ステイホームで、なるべく出歩かないで頂きたいと。本当に医療機関が破綻したら、検査したって意味も無いですから」

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