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<台風10号>ホテル満室、保存食に長蛇の列… 佐賀県内厳戒態勢に

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佐賀新聞

 厳戒態勢の中、ピリピリとした緊張感が漂い始めた。非常に強い台風10号の接近に備え、佐賀県内では4日、住民らが早めの対応を進めた。6日から7日にかけて最接近するとみられ、佐賀市内などのホテルは自主避難の人たちの予約でほぼ満室に。ホームセンターやスーパーには、防災用品や水、保存食品などを買い求める客が大勢詰め掛けた。 ■ホテル 自主避難で予約満室  「高い部屋でもいいから泊まれないか…」。佐賀市のホテルニューオータニ佐賀には4日、700件近い問い合わせの電話があった。館内の約100室は既に埋まっており、「万が一を想定し、万全の体制で臨みたい」と中野健一支配人。6、7日は従業員が泊まりがけで対応にあたる。  佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀は、2日時点で満室となった。過去の台風でも自主避難を受け入れた経験があり、宿泊客に配布するミネラルウオーターや簡易トイレなどの防災用品を準備。状況によっては宿泊客を対象に宴会場の開放や、おにぎりの配布なども検討する。  佐藤靖昭総支配人は「ここまで大きい台風は初めて。1人で泊まられるお客さまもいらっしゃるので、安心してもらえるよう、しっかり対応したい」と気を引き締めた。(中島佑子) ■屋根を補強  佐賀市神野東の「綱佐ロープ店」では、古川佐千夫社長(70)が店舗兼住宅の屋根瓦を針金で補強したりする作業に当たった。  「築50年になる部分もあるので、飛ばされないか心配。できる備えは精いっぱいやっておきたい」と古川社長。ロープや網を買い求めに来る客や業者も増えており、「皆いつもよりはるかに用心しているのが分かる」と話した。(志垣直哉) ■イチゴ農家  佐賀市西与賀では、イチゴ農家の60代男性と妻が、ハウスの倒壊を防ぐため、覆いを外してパイプに結びつけたり、機械を固定する作業に追われた。  台風10号が非常に強いことを知り、3日から作業に取りかかった。「この前の台風で苗が傷んだのに、すぐ次が来るなんて。進路が少しでもそれてくれればいいが…」と祈るように話した。(山田宏一郎)

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