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メルセデスF1、開幕戦でのギヤボックスのトラブルは”電気ノイズ”の蓄積が原因。現在のマシンレイアウトでは再発不可避?

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motorsport.com 日本版

 先日行なわれたF1開幕戦オーストリアGP決勝で、メルセデスの2台は”即リタイアに繋がりかねない”ギヤボックストラブルに見舞われた。チームはこの問題の解決策を探っているが、ギヤボックスの機械面に関係したモノではなかったことが明らかになった。 【動画】大波乱の開幕戦! 2020年F1オーストリアGP決勝ハイライト  チームの調べによれば、メルセデスのF1マシンW11のレイアウトと、オーストリアGPの舞台であるレッドブルリンクの縁石によって発生する振動の組み合わせが、今回のトラブルを引き起こしたという。  メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、このギヤボックスの問題はレースだけでなく、週末を通じて悩まされてきたことを明かした。 「我々は金曜日の段階でそれに気付いていた。いずれかのセッションの終わりに、バルテリのマシンにその問題が出ているのを目にしたんだ」  そうショブリンは語った。 「これが、問題発生の最初の兆候だった」 「土曜日には、繰り返しこの問題が発生した。これはこのマシンの特徴によるもののようだった。レースで再びそれが発生するだろうことは予測できていた」 「つまり現時点では、マシンを組み立てて走らせれば、この問題はいつか発生する。問題は、どれだけ早くそれが起きるかということだ」  問題の原因は、マシンのシステム内に電気的な障害が蓄積することに関連しているとショブリンは説明する。そしてそれが、最終的にギヤボックスとそのセンサーに影響を与え始めるのだ。 「基本的には、電気ノイズの蓄積が引き金になっている」 「それが様々なシステムに干渉し始める。バルテリの場合は、レースの途中でこれが現れた。ルイスの状況は徐々に悪化し、少し遅れて現れた」 「しかしその電気ノイズは、他の多くのことにも影響を与える」  メルセデスは、開幕戦で見舞われた電気ノイズの問題を最小限に抑えるために、今週末のシュタイアーマルクGPでマシンにどんな変更を加えることができるのか、まだ検討しているところだという。  対策のため、ギヤボックスに変更を加える必要がある可能性もある。しかし全く新しい設計のギヤボックスを投入する必要はないと考えられているようだ。

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