【仙台育英－倉敷商】四回表仙台育英無死一、二塁、吉野の中飛で笹倉が三塁を狙うがタッチアウト（野手・福家）＝阪神甲子園球場で2020年8月15日、猪飼健史撮影

　◇2020年甲子園高校野球交流試合　○倉敷商6-1仙台育英●(15日・甲子園) 　先発は、仙台育英が最速140キロ超の直球やスライダーに切れがある左腕・向坂、倉敷商が多彩な変化球が持ち味の右腕・福家。 【がらんとしたスタンド】甲子園、いつもと違う夏 　両先発ともに好投を見せ、互いに無得点のまま中盤へ入った四回表、仙台育英は入江のツーベースヒットなどで無死一、三塁とすると、向坂がレフトへタイムリーヒットを放ち、先制した。 　倉敷商はその裏、2死から4番・福島、5番・田村の中軸が連打。すぐさま同点に追いついた。さらに五回には、山本のライトへのヒットなどで2死満塁にすると、3番・浅野が粘って四球を選び、押し出しで1点を追加し、逆転した。 　倉敷商は六回裏にも途中出場の永野がセンターへタイムリーヒットを放ち、1点を追加。七回には、1番・石川のツーベースヒットを皮切りに3番・浅野、4番・福島、5番・田村のクリーンアップが連打。一気に3点を加え、5点差に突き放した。 　終盤、反撃を狙った仙台育英だったが、打線がつながらず振るわなかった。 　◇倉敷商　早い段階で必勝パターンに 　倉敷商は四回途中から、永野が登板した。多彩な変化球が持ち味の右腕・福家から、切れ味鋭いスライダーが武器の左腕・永野への継投が倉敷商の必勝パターン。独自大会の東北王者にも輝いた仙台育英の強力打線を苦しめた。 　◇全16試合をライブ中継 　ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。