Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

スマホ手放せず息子が退塾、どうすれば? 佐藤ママ「やることはひとつ、覚悟の問題」

配信

朝日新聞EduA

◆円満に取り上げるしかない ◆子どもの「学校」「宿題」「友だち」という言葉にひるまない ◆どれだけ親が断固として立ち向かえるか、親の覚悟の問題

《質問者》

中学3年の息子のスマートフォンの使い方で相談です。家ではスマホを手放さず、「夕飯前まで」とルールを決めていますが、夜遅くまで見ているようです。生活が乱れ、中1から通っていた塾もやめてしまいました。友人とLINE(ライン)をしたり、学校の宿題を確認したりするのに必要で、解約もできません。親がするべきことを教えてください。(大阪府 50代女性)

今号の回答者は「佐藤ママ」

《回答》 円満に取り上げるしかありません 家でずっとスマホを手放さず、親と決めたルールは平然と破り、生活が乱れて塾もやめてしまったのですね。一応、親とルールを決めるのですから、本人もスマホを「やめたい、やめなければ」と思ってはいるのでしょう。でも、どうしてもやめられない。これはやはり、ほぼ「スマホ依存」と考えていいと思います。となると、やることはただ一つ、「取り上げる」しかないです。 親子で決めたルールを破った時点で、なぜ厳しく接しなかったのですか。いまや、受験の合否もスマホの扱いで決まるのではないかと私は思っています。子どもが自分の時間のほとんどをスマホに費やしているというのは、恐ろしいことです。直ちに、スマホの円満な取り上げ方を考えなければなりません。 まず、宿題の確認にスマホはいらないことを双方が理解しましょう。学校できちんと聞いてくればいいことだし、問題の答え合わせや、わからないことを聞くのは、翌日、学校でできます。「毎日する必要は全くない」と、親が言わなければいけません。友だちとのLINEも同じです。ここが攻め落とす第一の関門です。親は子どもの「学校」「宿題」「友だち」という言葉に弱いのですが、子どもがその言葉を使ったときに、決してひるまないことです。ここで親が引いたら、成績の下降、受験の失敗に必ずつながります。 まず、「夕飯前まで」をルールにするなら、夕飯の前にスマホを取り上げて、電源を切り、親のカバンの中へ入れる。子どもは「寝る前にスマホをチェックしたい」と必ず言いますが、渡してはいけません。渡したら寝ないでやりますよ。翌朝、渡せばいいのです。どれだけ親が断固として、ためらわずに立ち向かえるかです。 子どもへの愛情を胸に、いかに子どもに自らの考えが短絡的で勝手なものだと悟らせるか。親の覚悟の問題です。今は反抗するかもしれませんが、大人になった時に感謝されると思いますよ。人生の先輩として、生きるためにはいま、何をするべきなのかを、じっくり話してみてください。

佐藤亮子 浜学園アドバイザー / 朝日新聞受験アドバイザー

【関連記事】